FC2ブログ
仕事部屋

Happy Halloween.

親方に仕事を休んでもらっての完全介護体制になったので、たくさん眠れる。
眠ると、たいがい筋書きのきちんとした夢を見るので、面白いときほど途中で目覚めて、
これは使えるかどうか…と吟味。
使えるとなると寝ていられず、起き出してメモに整理。
その時点で、面白がってくれそうな顔が浮かべばすぐにメール、翌日に返事が来て、
打ち合わせの日取りを決め、その日までにメモを多少展開させて…なんていうのが、
理想的な仕事の仕方なんじゃないかしら。

昨夜は運良くそのパターン。
うとうとするうち夢を見て、朝五時くらいから二時間ほどかけて夢をメモに整理し、メールで打診、今朝にはお返事があって来週の打ち合わせを決めた。
家事雑事を親方に任せて、ベッドと仕事場の机の往復しかしていないのに、なんだかすごく仕事してるような気がして、いい。
今すぐしなきゃならないことはあんまりなくて、先にやることはちゃんと決まっていて。
ほどよい頭の忙しさが、一番休まる気がする。

先の仕事がないと不安になっておろおろしてしまう。
今が忙しすぎても、何かやり漏らしてないかという不安が付き纏うし。
先のことがきゅうきゅうに詰まっているのも、なんだか駄目になる。
「明日はコレとコレとコレをやって、それから…」という予定があるのが、苦手。
今日ならいいのに。明日にそれがあると駄目ってのは、なんだろか 笑

きっと本当は、毎日やることがきちんきちんと決まっている暮らしがいい。
もうすぐハロウィンだな、かぼちゃ探してこなきゃ、とか、
たまに訪れる四季の行事を楽しみにしながら、日々凡々と暮らす。
てえのが、やりたい。
なのに、現実生活はどうしてこんなに忙しないんでしょう。

カボチャをくり抜く暇もなかったなあ…
ま、今年の我が家のハロウィンは、お菓子効果のない悪戯小鬼がうじゃうじゃいて、やられっぱなしのうちに終わったようなものだが。

うかうかしていられないよ。あと二ヶ月で一年が終わってしまうんだから。
日々凡々なんて、映画や小説の中にしかない絵空事なんだろうと、気づくのが遅かった。
長年それに憧れて、そうあろうとあがくほど日々が慌ただしくなった。

なんかもうこのまんま一生が終わるんだろうなあと感じる。
うかうかするうち終わってしまう一年と、一生は、そう変わらない気がする。
ひとまずやっとくことがあって、なんとなくのスタンスを得て、ぼちぼちやっときたいこともあって、別にそれがどうって振り回されるほどのこともなくて、それは結構な時間の中で見てみると、ちゃんと穏やかに平々凡々なわけだし、もう何かに焦ることなんかないね、いい時期だね、いいタイミングで一緒になったんだね、なんて話を、親方としている。

つまり、かぼちゃ提灯をくり抜く時間もないような日々も、まったく悪くない。
  1. 2006/11/01(水) 00:00:09|
  2. 雑感
  3. | trackback:0
  4. | comment:0