昨夜は代々木でワイト、サマークラスでの出会いを確かめに数人が来てくれた。
サマークラスの連中で計画していた山の合宿は流れてしまったけれど、またゆっくり説教したいもんだ。
飲んで喋って笑って、帰って倒れるように眠って、起きてまた泣く。
応えの返ってこないものに語りかけ続けるのには忍耐が必要なのだけど、泣いている方が楽だから、ついつい。
3日でいいから何もせずにただただ泣いていられたらなあと思うけれど、それすらできなくて、ついつい飲んだり食ったりしてしまう日常。
日常のただ中にいれば、やらなければならないことも次々目前に迫るのに、できない。
食事をしたり、顔を洗ったり、掃除したり、鉢植えに水をやったり、ゴミ出ししたり、郵便物を整理したり、業務連絡をこなしたりの、いつも何の苦もなく当たり前にしていたことを、喘ぎながらやっとやっとにやるだけ。
いつもご機嫌さんでぶんぶん尻尾を振っていた残像や、柔らかい耳や硬くなった肉体の感触が、早く光の中に溶けてしまえばいいのに。
願うそばから、ぐずぐず記憶を引きずり出して、悲しみを弄ぶ身勝手。
- 2008/09/13(土) 12:22:08|
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薬の時間に目覚める、みどりは死んでしまったのだ、朝起きるたびにそう確かめる日々はどれくらい続くのだろう、顎下まで悲嘆の浸水で息苦しく雑用の合間にもいちいち手を止めて深呼吸、午後には一人声を上げて泣きじゃくり、ぶつぶつと写真に語りかけながら午睡。
犬の天国というのはきっと、お腹が空いたり喉が渇いたり淋しかったり苦しかったり痛かったりという負の感覚が一切ない、満腹で満足でただひたすらにふわふわした心地よさだけが続く、いや、続くとかっていう時間の観念すらない、魂の休息所なのだ、そうに違いない、そうであって欲しい、両親をはじめたくさんの友人を失っていながら明確な「天国」の定義を考えたのは初めてかもしれない。
夜、打ち上げで恵比寿に参集、Masamiさんは意外なことにまだ若い男性、美味しいフレンチに天国並みの満腹してコレドに流れ、桃井さんに挨拶、二時過ぎにタクシー帰宅。
火葬屋に肋骨の小さな骨片を入れたお守りネックレスというのを作ってもらったので、大きな骨は留守番しているのだが小さな骨はどこにでも一緒に出かけられる、帰宅後まずはロウソクに火を入れて大きな骨の前で一服。
さっき会ったばかりの桃井氏の「これを読んだら~」解説原稿が編集部経由で届いていたので拝読してお礼のメール、必然的に来月の打ち上げもコレド。
mixiにコメントくれた友人が虹の橋というのを教えてくれた、やはり天国とはそういうところなのだ、が、虹の橋では「ただひたすらにあなたがそこに来るのを待っている、いつかあなたもそこへ辿り着き、必ず抱きしめることができる」と語られる、待たせるのは切ない、それが一番辛そうじゃないか、信頼する飼い主とずっと一緒にいるのと同じくらいの安心感と満足感があって欲しい、いつか逢ったらまた友だちになればいいのだから。
雑用済ませてベッドに入ってからまた涙、涙を流せる心の健康に安堵。
今朝も薬の時間に目覚めて同じことの繰り返し、宅急便にてみどりの主治医から手紙と花が届く。

生きることは欲することなのだろう、常に何かが足らずに求め続けることこそが生きることなのだ、だから生きる私はみどりを恋しがって泣いていてもいいのだ。
- 2008/09/12(金) 10:06:07|
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呼吸の異常が現れてからちょうど二週間目の、十日午前十時四十五分頃、発作。
朝はベランダに出て日光浴、ベッドにも自力で上り、薬の入ったフードも飲み込んだが、その後は立っていてもふらついて倒れそうな状態、横たわらせて食餌を少し与えたが飲み込めず、様子を見ていると瞳孔が開いている感じ、呼びかけると耳だけがひくっと動くが、いつものように頭を持ち上げようとする力がなく首がぐらぐら、唇をめくると舌を咬んでいる。
かかりつけ獣医に電話、診察は明日の予定だったが、今日入院させてもいいから夕方に連れてくるようにと言われ、ちょっと安心。
が、通話を終えた直後に発作、軽い痙攣と脱糞、痙攣はすっと治まったが左前肢だけに硬直が残っている状態、獣医と通話しながら様子を見て、また発作が出たら夕方の分の薬を飲ませてすぐ連れてくるようにとのこと、電話は切ったが異常な様子が続いている、痙攣してはいないものの、引き続き脱糞、目がぽかんと見開いたまま呼びかけても反応がない、頭はぐらぐら、肢が一本だけぴーんの状態、まもなく激しい痙攣で頭が揺れ始め、吐こうとする様子を何度も繰り返す、剥き出した歯と血走った目で呼吸はデスメタル、治まってくれと願ううち、激しく上下していた胸の動きが止まる。
必死に呼びかけながら胸を強く押すと、んぐっと息を吹く、それを何度か繰り返しながら獣医に電話、「すぐ連れてきてください」と言われるが獣医まではすぐにタクシーが捕まっても二十分はかかる距離、徒歩十分の救急動物病院に向かう判断で抱き上げたときには呼吸は停止していて全身がぐたっと脱力した状態、生きていないことが判って初めて、たった今まで生きていたと感じる。
五分で救急病院に駆け込むも「ずっと心肺停止状態のままです」と宣告され、蘇生措置を続けるか止めるかの決断するところで、「今、少し戻ってきたので、このまま続けさせて下さい」と最期の煌めき、お別れをするためだけの医療サービスと承知で待合室。
しばらく頑張っていたが、脳死状態が続いていて無理矢理に心臓を動かしているだけなので、枝のようになってしまった前肢を握って最期の様子を見守りながら薬を入れてもらう。
午前十一時四十分、発作からおよそ一時間後、心停止。
正午過ぎ、白い段ボール箱に入ったみどりさんと、まっすぐみどりちゃん公園に行き、一服。
花を買って帰宅し、移動火葬車を依頼して部屋の大掃除を開始。
合間に段ボール箱を覗くとただ眠っているだけのように見えるのだが、触れるたび、冷たく、固くなっていく、けれど耳だけ柔らかい。
午後七時、火葬車との待ち合わせに向かう前に、食餌相談をしていた近所の獣医に寄って、死亡報告、獣医が受付の花を箱に入れてくれる。
午後七時半、みどりちゃん公園の前でたくさんの花と供に炉へ、月を見上げながら、待つ。
およそ一時間後に骨上げ、骨壺を抱いたままリオン、ストールで覆った骨壺を膝に乗せていると、まるきりいつも通りの気がする。
閉店近くまでゆっくりと食事しての帰り際、店長に死亡報告とお礼。
午前〇時、帰宅。
静かな夜。
- 2008/09/11(木) 01:20:21|
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秘書・みどり、長患いになって、もはや呼吸が落ち着いてきているのか、それとも衰弱して弱くなっているのか判別ができない。
朝の薬はウォルサムの粉末栄養食をジュース状まで薄めて注射器で投与、飲み込まずに口の中に溜め込んで、後から阿呆のように口を開けてでーっと出してしまうので体内に入っているのは半分程度かも、ヒルズのa/d缶もペースト状の栄養食だが、これもかなり薄めて一時間後に注射器で投与、やっぱりでーっと出してしまう。
かかりつけとは別に食餌相談している近所の獣医がボイルした鶏ささみを与えてみろというので昼に試すも、匂いを嗅いだだけで口には入れず、昆布だしのスープでしっかり煮込んで再度トライしたが同じ、旨そうなんだけどなあ。
のろのろ老犬のような所作ながら動くのは動く、横たわっていて暑くなると立ってベッドを降り、トイレにも自分で行くが、床に立ったまままどろむ状態が多いので、抱き上げてベッドに横たわらせるとそのまま眠る。
その間、呼吸はずっと「ペイント・イット・ブラック」のテンポ、以前より軽い感じで「ハイウェイスター」になることは殆どなくなってはいるものの、やはり正常ではなく、自力でベッドに上がった後などはやはり激しくなる。
体重は通常3.5kgのところが、呼吸障害を起こして一週間後には3kgまで減少、これ以上落ちたら危ないというギリギリの線らしい。
希望は、目つき顔つきがぼんやりしなくなっていることだけで、午後にはベッドに並んで「ノーカントリー」を観た、コーエン兄弟は非日常のシチュエーションを日常的に描くのが巧いよね、と言っていた(ような気がする)くらい、意識はしゃんとしている感じ。
夕方の投薬して仮眠、目覚めて起き上がるたびに食餌を投与しているのでみどりと同じペースでしか眠れずこちらの方が朦朧としているのだが、用事があったのでようように起き上がり小一時間の外出、出かけるときには玄関でドアにお尻を向けたまま立ってまどろんでいたので、もしや帰ったときにも同じ姿勢ではと思ったが、さすがにちゃんと椅子の上で寝ていた。
容態を心配してくれている友人がホリスティック医療なる方針の動物病院を教えてくれた、鍼なんかもあるらしいのだが一ヶ月先まで予約が取れない、完全予約制って人間の病院だとホスピスみたいな印象なのだが、まさかこのまま介護生活になるんだろうか。
- 2008/09/10(水) 02:08:53|
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みどりさん、とうとう自分からは何にも口をつけなくなった、3日前には掌からわずかに食べたデビフもダメ、飲み込み易そうなスープのゼリーもダメ、いつものおやつで大好きだった甘いペースト状の栄養食もダメ、どろどろフードもろくに飲み込まずでろでろ口から零してしまうので、かなり水に近い状態に薄めたものを注射器で無理矢理に流し込むのだが、やはりろくすっぽ飲んでいない感じで顎がびしゃびしゃになる。
自分で動いてベランダに出て日光に当たったりはするのだけれど、その姿はまるで干物、あとは息も絶え絶えにようやっと目を開けているように見える、腰が痛いのかマッサージしてやると気持ち良さそうなのだが、嫌がる体力すらないだけなのかもしれない。
今週は〆切も打ち上げもあるのだがもう二週間近くまともに眠っていないので思考力・集中力ともなく、家にいても心配で何も手に着かず寝不足による神経の昂りで泣いてばかり、止まない耳鳴りと目眩と足もとのふらつきで外に出るのが怖い、倒れずにいられるのは意地のように食ってるからで、尚の事食えないみどりさんが心配になる。
今朝はわずかなまどろみの中で「みどりさんが薬入りフードをなかなか食べないので、集合時間に遅れてしまい、修学旅行に行けない」という夢を見た、夢の中で「別にいっか、修学旅行なんて行かなくても」と思うあたりがリアルだった。
- 2008/09/08(月) 10:47:22|
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翻訳プロジェクトに協力戴ける方との会談で赤坂に集合、赤坂に勤務していたのは旧TBSの頃なので、きれいな観光地になっていてびっくり。
リレイちゃんの弟氏に初対面、弟氏の紹介でU氏とプロジェクトの話、SCHOOL FOODの海苔巻き美味しそうだったのだが近くの三段バラ肉の店に移動し、「先輩」として盛大なおもてなしを受け恐縮もぶっ飛ぶご機嫌モード、ハングル語の歴史や韓国の教育の問題点などわかりやすく話してもらい、知的好奇心を満たす楽しい数時間。
千鳥足で帰宅後、みどりさんに夜の薬と食餌を時間通りに投与、デビフのレバー煮はお好みじゃないらしく口をつけていない、呼吸障害はよくも悪くもなっていない感じ、ノルマぎりぎりの食餌量を投与しているのでちょろちょろ動く体力はあるのだが、やはり骨格標本のような体で痛々しい。
久々に飲んだせいか、三時間ほどは意識を失ったような深い睡眠、間隔を覚えたらしく、食餌の時間になるとみどりさんが枕元にきて「ふうっふうっふうっ」とやるので目覚める、意識朦朧としながら深夜二回と朝方二回の食餌投与、薬を混ぜるので八時の食餌のときにはこちらも覚醒、一日が長い。
- 2008/09/07(日) 10:32:04|
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今朝、テルコのお父さんの訃報、60歳なんて切ない、けど、素晴らしい仕事と家族に恵まれて、幸せな人生だったに違いない。
みどりさん、昨日の診察では肥大気味だった心臓も通常に戻っていて、レントゲンでも新しい所見はなし、同じ薬が処方されてもう一週間、これ以上体重を落とさないよう厳命。
今朝になって、血液検査の解析結果の連絡、若干の炎症が認められるとのこと、獣医は「肺の裏側にちょっとざらざらした感じがあった、それでしょう」、つまり、肺だの心臓だのの問題ではなく、痛みだけで起きる呼吸障害でもなく、低気圧の影響でてんかん発作が出易かったときに腰だか肢だかを痛めたことが引き金になって、過剰反応としての呼吸障害が起きている、ということらしい。
薬が効いているらしく横になって眠れるようになった、流動食を注射器で一時間ごとに与えているので毛ツヤも少し戻ってきた、デビフなら自分からも口をつける、意識朦朧とした様子は余り見られなくなり、元気はないものの顔つきは割と穏やか。
それにしても、眠い。
みどりの呼吸障害が起きたのは先週火曜からで、それからちゃんと寝られていない、横たわっての浅い眠りで誤摩化しているが、仕事での徹夜と違って頭を使って興奮状態になっているわけではないから、常にぼんやり朦朧としている感じ、家の中であちこちにぶつかっている。
娘は丈夫だったので、赤ん坊の頃にもこんな看護したことがない、離乳食やってた時期もよく食べて困ることもなかった、親も早くにいなくなってこの先誰かの介護をするつもりもない、人生、ひとの御世話をする分量というのが決まっていて、これまでしなかった分とこれからもしないだろう分が今に回ってきたんだろう。
眠らぬ代わりにDVDの大量消費、「ブレイブワン」は誰も助けてくれない方がいいのに善い人が出てきてピンぼけ、「THE FLOCK」R・ギアのせいじゃなかろうがやっちゃいそうな危機感が生温く怖くない、今朝はヒラリー・ダフの青春映画にぽろぽろ落涙、実はあたしはこういうのが好きだ。
ああーみんな幸せでよかったねえ、と泣ける自分は幸せじゃあないのかもしれない、ああーなんて可哀想なんだろう、と泣ける自分の方が幸せなんだろう、「泣ける映画」が流行る日本はみんな幸せなんだなあ。
- 2008/09/05(金) 16:51:18|
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昨夜は新宿で龍昇と密談、ものすごく面白い話があったのだが、それは次の「モグラ町」のネタとしてとっておく。
みどりさん、薬きちんと飲んでいればなんとか眠れる様子、やはり腰の具合が悪いのか、座り方や立ち方がちょっと変な感じ、薬切れると苦しそうなのだが、できるだけ間隔を空けるよう昨日と今日で一時間ずつ調整。
ワークショップに参加した最年長の中山さんから丁寧なお手紙が届いた、発表会が初舞台ながらも演劇には古くから関わっている人で、誰より真剣に取り組んでいた印象、お手紙の内容は全文掲載したいくらいの真心がこもっていて感動、こんな人たちと付き合っていけるなら定期的なワークショップもいいかもなあ。
「これを読んだら連絡をください」のカバー案いくつかが届いて感想を返信、このところ単行本も文庫本もずっと同じデザイナーさんとのお仕事が続いている、しかもその方はご近所にお住まいで、あたしは毎日事務所の前を通っている次第、打ち上げでお目にかかれるのが楽しみ、中身もしっかりせねばと再校ゲラ作業、文庫仕様の提案は、可能だが作品に合わないのではないかと却下されてしまった、解説は桃井章氏にお願いしたので、こちらも非常に楽しみ、桃井さんの文章が「コレド通信」以外で読めるなんて贅沢な本だなあ、配本は確か十月とか十一月とかだったような。
夕方になって、敬愛なる名ギタリスト・ウッシーから「オープンマイクに遊びに行くから、なんか歌いに来ない?」とお誘いを戴くも、みどり看護があるので断ってしまった、ウッシーのギターで歌える機会なんて滅多になかろうに、ああ勿体ない、次の機会を逃さないようボッサの一曲でも覚えておかねば。
ヤポンチカの次も決まって、ぼちぼち練習したいところだが、音源がちっとも手元に届かない、これだからミュージシャンはとボヤきたいところだが、なんてことない個人的な性格の問題だろうよ、バンマス、しっかりヒトの用事せえ。
先日観た「チャーミング・ガール」がまさにチャーミング、日本のカワイコちゃん女優もあれくらいのことやってみて欲しい、相米さんならやれただろうに、ハスケルの息子が撮ったハスケルのドキュメンタリーも面白かった、日常(ドキュメンタリー)に俳優(ドラマ)が紛れ込むのはフィクションかノンフィクションか、ドラマにドキュメンタリーを混ぜ込むのとはどう違うのか、政治的思想を棄てれば面白い作品を撮る監督なのだろうけれど、思想ありきの方法論なんだろう、あたしバカでよかった。
- 2008/09/02(火) 18:58:28|
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夏の終わりの初体験が二つ。
一つはみどりさん、獣医でオープンラスト、会計もキャバクラ並み、自分で払ったことないけど多分。
結局これ!という原因は未だ見つからず、朝九時から夜七時まで検査漬け。
が、元々のてんかん持ちが低気圧で発作を起こし易くなっていたところに、腰を痛めてのショック状態みたいなもんだろうという見立てによって、何度も投薬と経過観察を繰り返してのオープンラスト、比較的呼吸が穏やかになる状態にまで辿り着き、抗てんかん薬やステロイド薬が追加処方、昨夜はその効果なのか、昨夜から荒い呼吸ながら眠ってくれた。
食餌も獣医があれこれ試してくれたところ、超高級フードのデビフ初め、「美味しいフードは全部食べました」、普通のフードは食べなかったそうで、そういうワガママができるくらいにはまだ生きる力があるってことなんだろう、食いしん坊バンザイ。
二時間ごとに注射器で点滴代わりの犬ポカリを口に流し込む手間は続いているが、その前は三十分ごとの犬ポカリだったし、体全体を跳ね上げるほどの激しい呼吸で意識朦朧となる様を一晩中見守らなければならない苦しみからは解放、眠っている様子を見ていると、「悪魔を憐れむ歌」のリズムくらいの普段より浅い胸の動きが「ノルウェーの森」くらい緩やかになる瞬間がある、このままボブ・ディラン方向で落ち着いてくれたらいい、因みに前日は一晩中「ハイウェイスター」でヘッドバンギング。
はっきりした原因には行き当たらず、心当たりのいくつかを組み合わせて導かれた見立てながらも、「それまでより、ちょっといい」ことが何よりの希望、医学ってのは観察と想像力と感性とで可能性を追究する作業なんだなあと実感、芝居における役者の取り組みや、作家が物語を組み立てる作業と同じじゃないか、そういえば、獣医がこちらに観察経過などを説明してくれるとき、「みどりちゃん明るい子なんで、わあっと来るんですよ」なんて、見ぶり手振りでみどりの真似をしながら話してくれる、その真似がとってもよく似ていてわかりやすい、インフォームドコンセントの基本は表現力なんだろう、よい医者はよい俳優でもある、その心は誠実さ。
そんなこんなのオープンラストを待機する合間に、もう一つの初体験。
記念すべき人生初ネットカフェは、漫画も読まずネットにも繋がず、ひたすら個室で仮眠、案外と快適で暮らしたくなる気持ちもわからないことはない。初ネットカフェにはシンちゃんのガイドでって約束だったのに、守れずゴメン、シンちゃん、なかなか逢えていないけど元気にやってるだろうか。
- 2008/09/01(月) 11:10:01|
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