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仕事部屋

すべての犬は天国へ行く。

薬の時間に目覚める、みどりは死んでしまったのだ、朝起きるたびにそう確かめる日々はどれくらい続くのだろう、顎下まで悲嘆の浸水で息苦しく雑用の合間にもいちいち手を止めて深呼吸、午後には一人声を上げて泣きじゃくり、ぶつぶつと写真に語りかけながら午睡。

犬の天国というのはきっと、お腹が空いたり喉が渇いたり淋しかったり苦しかったり痛かったりという負の感覚が一切ない、満腹で満足でただひたすらにふわふわした心地よさだけが続く、いや、続くとかっていう時間の観念すらない、魂の休息所なのだ、そうに違いない、そうであって欲しい、両親をはじめたくさんの友人を失っていながら明確な「天国」の定義を考えたのは初めてかもしれない。

夜、打ち上げで恵比寿に参集、Masamiさんは意外なことにまだ若い男性、美味しいフレンチに天国並みの満腹してコレドに流れ、桃井さんに挨拶、二時過ぎにタクシー帰宅。

火葬屋に肋骨の小さな骨片を入れたお守りネックレスというのを作ってもらったので、大きな骨は留守番しているのだが小さな骨はどこにでも一緒に出かけられる、帰宅後まずはロウソクに火を入れて大きな骨の前で一服。

さっき会ったばかりの桃井氏の「これを読んだら~」解説原稿が編集部経由で届いていたので拝読してお礼のメール、必然的に来月の打ち上げもコレド。

mixiにコメントくれた友人が虹の橋というのを教えてくれた、やはり天国とはそういうところなのだ、が、虹の橋では「ただひたすらにあなたがそこに来るのを待っている、いつかあなたもそこへ辿り着き、必ず抱きしめることができる」と語られる、待たせるのは切ない、それが一番辛そうじゃないか、信頼する飼い主とずっと一緒にいるのと同じくらいの安心感と満足感があって欲しい、いつか逢ったらまた友だちになればいいのだから。

雑用済ませてベッドに入ってからまた涙、涙を流せる心の健康に安堵。

今朝も薬の時間に目覚めて同じことの繰り返し、宅急便にてみどりの主治医から手紙と花が届く。


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生きることは欲することなのだろう、常に何かが足らずに求め続けることこそが生きることなのだ、だから生きる私はみどりを恋しがって泣いていてもいいのだ。

  1. 2008/09/12(金) 10:06:07|
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