仕事部屋 2009年04月

洗濯したり針仕事したり。

午前中にちょろっと散歩してご機嫌取り、午後から留守番させて、ハナ、健三、河崎夫妻とグループ活動、シアタートラムで沖田乱の芝居。
乱ちゃんはチャーミングだったけど流山児事務所で観たのと同じ役柄で面白みなし、たまにお逢いする機会はあったけれど舞台の上の筒井真理子を観たのは二十年ぶり、でもああいう役は柄じゃない気がする、もっと無邪気で底抜けの筒井さんが好きだ。

その後、渋谷に移動してコクーンで「三文オペラ」、こちらは十年に一度出逢えるかどうかってくらい奇跡の舞台だった。

聖飢魔?vs ばちかぶり、または劇団健康 vs 劇団ひまわりとも言うが、いい場面だったなあ、女優も皆パワフルで素晴らしかった、全体的に隙なくびしっとはまるキャスティング。
ラストの新解釈で日本人を嗤う皮肉あってブレヒトになってるって造りがスマートで好み、しかも主義主張でなくちゃんとエンタテインメント＆サービスになってるのは俳優の力だと思った。
バンドの生演奏も美術も道具も照明も衣装もびしっと筋の通った世界観で心地いい、それが演出の力ってもんなんだなあ、あれだけでかいコヤで一銭も無駄なお金を使っていない、一瞬の動きのための転換など本当に泪が出そうになるほど細やかに目配りされていて、芝居の製作費ってこういうとこに使わなきゃダメよねと胸が痛くなるほど感動。
縦横無尽の動線で役者は少しも気を抜ける瞬間がなかったろう、やっぱり宮本亜門って天才なんですね。
それと、失礼ながら、東急ってちゃんと本気なんだなあと。

因みに、あたしは二十年前に三上博史と顔が似ているとよく言われていたのだが、つい昨日にまた髪を切ったら、今もやっぱり似てました。

呑まずに解散しての帰宅後は涙目で出迎えてくれた帆太郎さんのご機嫌取りで、手が鮫肉臭い。

ここんとこ、あんまりにも散歩三昧だったせいか、疲れがどっと出て一日だらりと何もせず過ごす、いや、ちょろっと買い物ついでの散歩はして、夕飯くらい作るのだが。

〇時過ぎてから二時間近く入浴、寝入っていた帆太郎が起きて人がいないことに気づき、泣きそうな顔でお風呂場まで探しにきた、いるとわかると一緒に入ろうと言われないうちにそそくさ退散、上がってみたらテンピュール独占してのびのび寝てます。

お風呂で読んだ光文社「本が好き！」新連載のアーサー・ビナード「もしも詩があったら　第一回　もしもマニフェスト」が大変に面白かった、この人は日本語で書く人なのだろうな、「もしも」という言葉から広がってシャイクスピアの一説や詩の紹介になるのだけど、身近なエピソードを用いた導入から「もしも」の定義、「仮定」「不確実性」を論じるスマートな構成にうっとり、外国の人が書く日本語の蘊蓄ものは確か小説新潮にも何か連載があった、日本人が書くそういったものよりずっとわかり易くずっしりした土台があるように感じる。

ちびちび読んでいたドン・デリーロ「堕ちてゆく男」、中盤からケチれなくなって一気に読了、最後の一文が美しい。

〆切があるときには余り考えない類いのことをここのところ考え続けている。

　どうやら散歩より布団が好き。

広尾でゆったりブランチ、有栖川公園を散歩、夜はちょろりで塩ラーメン。
犬はご機嫌なれど、毎日こんなんで大丈夫かいな。

　ココロなしかおっさんっぽい鼻先。

帆太郎さん42歳、後厄の誕生日。

午後から並木橋へ犬ケーキを買いに行き、二時間ばかり代官山をぶらついて帰宅、ちょっと休憩、夜になって再び並木橋、焼き鳥屋のテラスでゆったり食事、帰宅してケーキ。

誕生日プレゼントは鮫肉のジャーキーと新しいスリング、どちらもお気に入りの様子。

1.

　鼻息でろうそくを吹き消します。

2.

　無我夢中でむさぼります。

3.

　宴のあと。

火曜、靴の修理と服の受け取り、服の染め直しなど、帆太郎先輩とランチで入ったレストランでは隣のテーブルで中流ママ４人が延々にケタタマしい噂話、彼女らには子供の同級生も自分の友達も芸能人もまったく区別がないのだなあ、そして、普通のママさんたちは皆あれほど無惨な体型と肌質を抱えてらっしゃるのだなあ、失礼ながらなんだか可哀想だった、それでも日々の暮らしに困ることなく家族が元気でいてくれたらきっと彼女たちは幸せなんだろう。

水曜、靴の受け取り、クローゼットの整理、荷物部屋の整理などしつつ基本はDVDマラソン、あれこれまとめて観ると題名や俳優や監督や物語はどうでもよくなって、どの映画のどの場面だとかも覚えられない、ネタを拾うにはそうしなければ、「お」と引っかかったセリフやエピソードや景色を応用するとき、物語を覚えているとつい物語に引っ張られてしまうから。
演出の小技を拾えたりするからバカ映画のDVDによく収録されているNG集やメイキングなども漏らさない、せっかく盗んだ小技が通用する役者にはなかなか出逢えないのだけど。

ようやく動いた舞鶴事件が気になる、物証なくとも黒の心証でじわじわ責めているのか、どうにも行き詰まってえん罪覚悟の勇み足で白か、バールを隠したとか自転車を塗り替えたとか服装を変えたとかって報道に、だって事件直後からそれほど疑われてたんじゃ余計に怪しまれそうなもの隠したくなるよなあとも思い、舞鶴ってそういう街だしなあとも思い、こうなると自白が出ても鵜呑みにはしづらいよなあ、こんな事件で陪審員になったら辛いなあなども思い。

それより、同じ舞鶴は海の上、舞鶴湾でのモーターボートの衝突で男性一人が不明って事件の方が気になる、イージスや潜水艦ならともかく、海の上で、モーターボートがぶつかるって一体なぜ？？？

　帆太郎さんは10日がお誕生日だそうです。

しんどいなあー、一日寝てたいなあーと思いつつも晴天に釣られて午前中から掃除洗買い物散歩と犬連れで歩き回り、手製の海苔シャケ弁でお昼、二時間ほど午睡してから犬抜きで有楽町へパスポートの受け取り、九年前の写真と比べて初めてアラフォーの問題意識を持った、整体でメンテナンスして帰宅、一服してから大サービスで夜の散歩、春の夜は犬も浮かれる。

真夜中のハンバーグ後、グエムル再見、再興奮、あの売店の静かなラストシーンが好き。

北朝鮮のロケット（と言い張っているミサイル）の動向をネットでチェックしていたら区内放送にて「北朝鮮が飛翔体を発射したもようです」とアナウンスあり、首相官邸、防衛省、外務省などのサイトを当たるもこれという情報なし、NHKのニュースサイトでようやく確認、「バカ、危ないからこっち向けんな」っつってんのに「だいじょぶ、だいじょぶ、ロケットだしさ」とか言って飛ばしちゃうんだから、ジョンったらほんとにもう。

ミサイルも無事に通過したらしいので午後からドッグランへ、小さい犬のいる方だと積極的なのに大きい犬がいる方だとあたしにぴったり寄り添って離れない、どっちにしろ走ったりもしないのだが、しばらくうろついたらよその犬のお尻を嗅ぎ疲れてへとへとの様子、仕方なくドッグラン切り上げて花見客の集まっている方へ、あちこちで色んな人が色んな音楽で踊っているのを眺めやり、最後に西門手前の芝生で転寝、渋谷で食材の買い出ししてぐったりふらふら徒歩帰宅、入れ違いで渋谷に来たらしい深井くんからの連絡あれど合流せずに戻って倒れ込み、三時間ほど意識消失、やはり連日の外出は体力消耗が激しい、起きて夕飯、ホタは寝言が激しい。

　犬の夢ってやっぱ夢の中でも自分は犬なんだろうか。

渡部七回忌で帆太郎と津田山、お花見日和で賑わう墓地の桜を遠目にわいのわいのと懐かしい顔ぶれが集合、子連れ犬連れ旦那連れ、太ったのも痩せたのも皆子供の顔、ぐぶぐぶとコップ酒ひっかけて二次会団体と解散し、ふらふら帰宅。

赤坂にてブルハ打ち上げで三段バラ肉、さすがに血中コレステロール値が心配になってきた、薄めとこうとCOREDOでラム三昧、新入りバーテン君がラムに詳しくてラテン系編集者Y氏が大はしゃぎ、ほどほどに引き揚げて帰宅、こちらはバタンキューだったのだが留守番続きのホタは夜中に一人で大暴れ、起きたら嵐の後。

　この恨みがましい目！

previous page following page

日	月	火	水	木	金	土
-	-	-	1	2	3	4
5	6	7	8	9	10	11
12	13	14	15	16	17	18
19	20	21	22	23	24	25
26	27	28	29	30	-	-

receive

CHECK ME

mail to owner

news

new comments

archive