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仕事部屋

ぴかぴかの新劇場、座・高円寺で流山児事務所のミュージカル「ユーリンタウン」、モグラ美術の井上さんや杣谷ン夫妻とばったり。
途中休憩入れて3時間の大作ながらずっとテンション保って飽きず、ブロードウェイミュージカルを持って来たというのだがいつものアングラ音楽劇と同じ仕上がりで違和感なし、オーディションで選抜された主演男子は魅力も技術も拙くて印象に残らずも主演女子は少女像にきちんと馴染んで雑多なアンサンブルを引っ張っていた。
溢れてるように思えたのは、「明日ここで返事する」と言った以上次に出てくるチバテツは花束持参、最後に「さらば愛しき人よ」くらい言わせてヤッチン拾ってあげたかった、場内整備してる警官の高飛車対応もおふざけ演技じゃなく素の高飛車さでもっとざりざりした感じに徹底していれば本編でのアンサンブルがもっと立体的になって全編通しての「こんなお話でした」感の枠を越えて観れたんじゃないか、稲くんは悪目立ちだし栗ちゃんは十八番で観たかったと色々思いもしたのだが、ともあれキャスト50人のコーラスは重厚で心地よくダンスもパワフル、弘子や塩野谷さんのソロも全力な感じが良しでミュージカルとしてはアリ、いいネタ見つけてきた感じ。
楽曲や振付のレベルが違うとこんなに面白いんじゃんと証明されてしまったところが今後の課題になるやも、生意気を言いますが、流山児さんも普通の人が観て普通に面白い演劇が作れるようになったんだなあと、挑戦し続けるオッサンの粘り勝ちだなあと。

明日もまたミュージカル「死霊のはらわた」へ。

  1. 2009/06/26(金) 13:08:12|
  2. 雑感
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