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仕事部屋

ワークショップのための、特別公演をやります。

ワークショップでは「ココロを動かせ」と言っている。
けれど、参加している彼らの多くは、ココロが動いているように見える何かをやることに懸命で、少しもココロが動かせない。
目に見えることも手に取ることもできないココロをどうすれば動かせるのか、ぴんとこないのかもしれないし、舞台の上の役者のココロが動いているなど、想像したこともないのかもしれない。
「ココロが動く」ってのがどういうことなのかは、やれば判るし、見れば判る。
「そのまま、そこにいる」ことや、「観せる立ち方」も。
久しく自分が舞台に立っていないので、そこんところを見せられる機会がなかった。

だから、わざわざやってみる。
形式は、キャラメルでやっていたのと同じ。
設定とざっくりした展開を決めて、エチュード。
距離の計り方も、呼吸も、会話も、全部が生々しく、緊張感を孕む。
キャラメルのシリーズで、一番やり易かった相手を呼んだ。

ぐだぐだにしたくないから、有料で公開する。
つまりは、公演するのだ。ひっそりと。彼らのためだけに。
ついでに、ワークショップにどんな人たちが集まって、どんなことをやっているのかも覗けるよう。
興味がないわけじゃないんだけど、実際に参加するのはちょっと…というあなたたちのために。
終わったら飲みましょう。彼らやあなたたちと。もちろん、私のために。


12月のWSの参加お申し込みは、15名の定員まで若干名の空きがありますので〆切を延長してお申し込みを承ります。


2日目は、前川がゲスト・青木砂織(流山児★事務所)を迎えて、「お芝居ごっこ」ではない、その場でお客様に観せられる「エチュード芝居の作り方」を実演します。
今回は特別に2日目のみ有料での見学お申し込みを承ります。

見学日時 12/6(日)18:00~22:00 中野あくとれ

見学のご希望は info★maekawa-asako.com (宛先に入力する際★を@に置換してください)まで『12/6 見学希望』と明記してお申し込みください。
お申し込みのない当日のご来場は受付致しません。
見学お申し込みは12/4〆切とさせて戴きます。

参加、見学の詳細は情報サイトをご確認ください。


  1. 2009/11/30(月) 22:18:16|
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布団をめくるとこんなことになっている。
  1. 2009/11/30(月) 03:04:04|
  2. 雑感
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今年最初で最後のヤポンチカ・ライブも無事終了、早々来て下さった方、仕事終わりに駆けつけて下さった方、たくさんのお足運びを戴き、本当にありがとうございました。

お陰さまでノルマを達成、わずかな上がりが出たのだけど、酒代が100円ほど上回っていた、「んじゃ赤字じゃん!」と思わずぼやいたらふーこ店長が酒代から100円値引いてくれたので赤字にならずに済んだ。

当日は一時間早く渋谷に出てスタジオでヒロシと個人練習、前夜に6時間以上ポエットのおさらいしたので暗唱には自信が持てたが、その分サボっていた新曲の歌詞が覚束ない、結局本番直前まで店のトイレに篭ってぼそぼそ練習したりで、中村翔くんのステージが始まるまでは飲まずに過ごしたが、一年ぶりってせいか慣れない酒量調整のせいか、出番前からひどく緊張してステージ乗ったら足が震えたのでステージで思わずがぶ飲み、足が震えたのは最初のライブぶりなので、まあよく言えば初心を取り戻したってことでもある、が緊張感が効果的だったのは前半4曲だけね、途中から酔いが回って踏ん張りが効かず後半4曲は決して良い出来とは言えなかったけど、まあやっちまったもんはしょうがない、反省は継続の種、野心の滋養。

懸念のポエトリー・リーディングは次の課題が見えた感があるので試してよかった、猛烈に忙しくしている最中に散文を書き下ろしてくれた木村文洋さん、本当にありがとう、あなたの言葉を口に乗せるのはとても心地よかった。
新曲は無事に歌詞を忘れることなくこなしたのに、なんとかなったって安心感が気のゆるみになり最後のワンフレーズでリズムを外して一人俯く。

ライブやるたびに毎回思うのだけど、ヤポンチカはいいメンバーが揃った、皆程よく力が抜けていて、そこそこに向上心があり、自分の楽しみ方を見つけるのが上手で、派手なことや押し出しを好まず、確かな技術と愛情でがっちりサポートしてくれる。
昨日は新しいPAさんがお休みだったので、たまたまTimeCampで出演のクボちゃん(ヤポンチカ初代Per.)がリハからPAしてくれていて、それも私にはラッキー、クボちゃんが作ってくれる声だと安心感がある。

「モグラ町」などもそうだけど、この人たちと何かをやれる楽しさってところでモノを作るのが一番気持ちいい、それが実現できる幸運と、観て欲しい人たちが来てくれる幸運、幸運を信じられる幸福。

次は来週末の公開WSでのエチュード芝居、ちゃんと観せる形を意識してエチュードやるのは何年ぶりだろう、考えると緊張してくる、が、何も打ち合わせしないままエチュードの相手役をやりに来てくれるサボもぼちぼち緊張してるに違いない。

キャラメルでやってたシリーズの再現になるであろう特別な企画なのに、見学申し込みが衝撃的に少ないので、〆切を12/4まで延ばしてお申し込みをお待ちすることにします
対応できるスタッフがいないため、当日ぶらりでの見学は受けられませんが、申し込みしたけどやっぱやめとく、ってのは構いませんので、ワークショップもしくは「エチュードで組み立てる芝居作り」に興味のある方、中野近辺にお住まいで退屈してる方、前川と酒を飲んでみたい方は是非。

ワークショップの参加、見学の詳細は情報サイトをご確認ください。
  1. 2009/11/29(日) 00:56:48|
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   本日21:10~ヤポンチカ@渋谷WastedTime
  1. 2009/11/27(金) 04:50:57|
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深夜、小丸情報から、「モグラ町1丁目」のチラシで絵を描いてくれた木霊くんが参加する作品シリーズがエミー賞のコメディ部門で最優秀賞を受賞と知る、友人がちゃんといい仕事に関われている様子は嬉しいもんです。
木霊くん初監督の正月公開映画、チェブラーシカと併映だったかの情報しか教えてもらってないけど「レイトン教授と最後の時間旅行」の予告ムービーで観た背景が「これこれ!」ってくらい木霊くんぽいからこれに違いないと思っている、違ったらごめん。





<12/1 追記>
ようやく正月公開映画の情報が出てきたので再度確認、「レイトン教授と最後の時間旅行」はゲームのタイトルで映画版は「レイトン教授と永遠の歌姫」というタイトルのよう、予告編観たのだが木霊くんの色じゃない気がした、監督には違う人の名がクレジットされているのでどうやらこれは私の勝手な憶測、失礼しました。

んで、「チェブラーシカとの同時上映」という情報で見つけたのは「くまのがっこう」だった、先週から木霊くんに連絡してるんだけど返信ないので、これも憶測です。
  1. 2009/11/26(木) 14:18:50|
  2. 雑感
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バイオリズムっつうのか、精神状態なのか、何かの傾向が顕著に現れる日ってあるよなあ、偶然が重なる日とか、お誘いが重なる日とか、ドタキャンが重なる日とか、今日はカットオフマンの日、来年度にリベンジする朝日カルチャーセンター小説講座の情報が届いたのでウェブマスターと以前から問い合わせをしてきてくれていた女子に情報送信、切通さんから吉岡の取材をしたいと連絡もらって吉岡に、富山芸文の講義に出てくれていた学生が次回WSに参加するというのでリピート参加の申し込みをもらっているマツジュンに泊めてやってくれとお願い、「食っちゃうぞ」って返事だったが。

WS2日目には芸文のF先生も車で上京して見学に来てくれるとのこと、いつもWSはそれなりに緊張するしメニューに頭を悩ませるけど、今回もつまらんことやれんなあとじわじわプレッシャー、うっかり週末のライブのこと後回しになってしまいそうにテンションが高まってきた、参加の定員もまだ若干名の余裕あり、見学は定員もなく当日バックレでも特に問題ないのでお気軽にお申し込みください。

ヤポンチカは明後日に最後の練習してもう本番、音楽の人たちは練習が少ないよなあと思っていたけど、今回はちょうどいい具合に感じる、スケジュール仕切ってくれたフジッコの読みが正解だったんだろう、モノの作り方においての集団作業やみんなで仲良くってのは気持ち悪いし、余計なことが多くてしんどいけれど、同じ顔ぶれで何度かトライするってことにはもの凄く有益なものがあると思う、特にフジッコはモグラの現場での演出に対応する集中力が役者と同等だし作り手としての信頼度が積み重なってきているのでいてくれるだけで安心感がある、ヒロシとはご近所付き合いがあるし、深井くんとは時々がっつり話し込む距離感がそれぞれ丁度いいんだろう、WastedTimeで顔を合わせる人たちにはいつも「贅沢なメンバーだよね」と言われる猫に小判なバンド、「行くよ!」連絡もたくさん戴いているので、一年ぶりでどうそこに立てるのか楽しみ。

不安なこと、しんどいこと、ままならないこともあれこれある、それでも後先を考える無駄よりは、その日の自分をその日にできることで満たしてあげる為に疲弊する方が気持ちいい。答を自分で出してしまうと自分を越えられなくなるからなあ、「それでいいんだよ」って言ってくれる一人がいれば「これでいいんだよ」と飲み込んで、「それじゃダメだよ」って言ってくれる一人のために「これじゃダメだよ」と踏ん張って、答や評価を自分で出さないってのが私のやり方になっているんだと思う、練習4回でいいっすよ、と言われれば4回でいい、いや、最初は3回でって言われたのをお願いして4回にしてもらってたんだった、やっぱいくらなんでも4回くらいはやっとこうぜ。
  1. 2009/11/25(水) 00:41:33|
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  1. 2009/11/24(火) 02:37:32|
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帆太郎連れで「るき様」とリオンのランチデート、小旅行のお土産に「富山の貴婦人・白エビのお味噌汁」をお裾分け、予定があるのは知っていたのだけど喋り続けたくて家に連れ込み富山・立山の梅酒をバカラのグラスでしっぽり、聡明な「るき様」から戴いた的確なアドヴァイスに拙いわたくしの過ちを気づかされました。

ああ、大注目の「エセレブ」ブログ風に書こうと思ったのに、どうにも誤摩化せん、恐るべしエセレブの文才、どう頑張ってもあんな文章書けない。
ただでさえ影響されやすいのに、「こっちいっちゃいかん」の資料として開いたばかりにどっぷりはまった、あんまりにも恐ろしくて読んでると心臓がどきどきする、ものすごい求心力、一種の才能、何か他に有益な使い道はなかったんだろうか、婚殺犯の方がまだ全然まともな方向性のような気がしてきた、小説のネタとしても猛烈にそそられるのだけど、やっぱり踏み込んで行くのは怖い、ネタ資料としてもこれ以上読むと絶対にまともな小説が書けなくなるだろう恐怖。

しかし2ちゃんねるの人たちの突っ込みは本当にセンスあるなあ、無駄に旺盛な探究心にも頭が下がる、そうそう私はThe Jerry Springer Showがけっこう好きなのだった、まずい、まずい。

これからアナイス・ニンの再読する。

サトコ、楽しいデートありがとう、ごちそうさまでした。
  1. 2009/11/22(日) 21:51:09|
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金曜早朝予定通り寝ずに出発、朝焼けのレインボーブリッジをモノレールから眺める幸せ、飛行場の飛行機の翼に朝日が燦々、機中で講義内容をまとめて富山空港→高岡、ミックスジュースのある喫茶店でココア飲みつつF先生に迎えに来てもらって富山大学芸術文化学部のキャンパスへ。

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空港では雨、高岡では曇り、学校着いたらちょっと晴れ間の後にまた小雨、聞くと富山の天気はいつもこのように目まぐるしいのだそう。

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講義は10:30~12:00の一時間半、先生が学生に事前に配布してくれていたのは私の略歴とアクターズ・ジークンドーからの抜粋、区切りごとに学生の質問を入れてもらって、抜粋した内容の補足説明的に芝居の話を進めた、「朝も早いし素面でちゃんと話せるか不安なのですが」と前置きしたら和やかな失笑、芸大なのでグラフィックや工芸を学ぶ学生たち、普段はF先生の西洋演劇史の講義なのだが、グラフィックや工芸を志す学生にシェイクスピアやベケットがなんの役に立つのかと先生に訊ねたら「まあ、教養として…」というお返事、もしや学生達は芝居の話なんてちっとも関心がないのかもと心配ではあったけど、皆ちゃんと質問もしてくれ、メモを取ったりしつつ熱心に聞いてくれた、講義終わって先生がアンケート用紙を配布、書き終わった人から教室を出て良いとのこと、提出する学生に「ありがとう」と挨拶をして見送る、最後まで教室に残って熱心に書き込んでくれていた学生もいた、後日コピーを郵送してもらうので読むのが楽しみ。

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事務手続きを済ませてから学食に案内してもらい、F先生と学食でカレーライス270円、学内はどこを歩いてもいたって和やかな雰囲気、芸大にしては静か過ぎる気がしなくもないが、皆真面目そう。

通りまで見送って戴いてバスで高岡に戻る、一時間に一本のバスに乗れて幸運だった。

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雨が降り出したので近くの階段を降りて駅地下のショッピングセンター、が、うっかり九龍城のような一角に出た、廃墟好きとしては大興奮のスポット、日本じゃなかったら踏み込まなかったが上へ下へとうろつく、上階にはまだたくさんの人が住んでいる様子、昔の原宿のドンキーがあったビルもこんなんだったよなあ。

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シャッター通りになっている地下街に戻って人の気配を辿ったら、地下街の一角にぽつんと開いている小綺麗なギャラリーを発見、入ったら芸大の学生たちが市や大学と共同して運営するギャラリーだった、彼らがちょうど恵比寿横丁の話をしていたのでつい話し込む。
その後地上に上がって三時間ほど路地裏を徘徊。

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「香港」という名の韓国パブ、フィリピンパブ、黒人バンドのポスターが張られたキャバレー、ぜんざいがメニューにあるレストラン、「赤坂」という名のスナック、真っ赤なコカコーラの絵柄になった路面電車、駅に直結しているビジネスホテルと二棟建ちの高校などを眺めつつ駅を越えて反対側に行くと、巨大な大仏。

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駅の中のマクドナルドは夕方になると高校生の席取り合戦、待合室の周囲にはうどん屋、おばちゃんがカウンターに立つスタンドコーヒー、ますの寿司の売店、マクドナルドで転寝してから売店でますとぶりの寿司や白エビの味噌汁を買い、また別の地下街、海産物の店でわら包みの鰤、地上に出ると東京とは違う冷え込み、気持ち良かったのでロータリーの芝生に座ってぶつぶつリーディングする詩のおさらい。

再びF先生が質問し損ねたという学生一人を同伴して迎えに来てくれた、学生と話しながら空港、「東京おいでよ」とお別れしてチェックインすると「満席なので整理番号を」と言われしばし待機、ホテル代も協力費も出すから翌朝便に振り替えてくれという呼びかけに数人が応え、こちらは無事に搭乗、転寝しつつ羽田、空港の賑わいにほっとしながら帰宅。

何かをやりたい若い人たちが、場所もない、見る人もいない、見るべきものもない、競い合う仲間もいないところにいるのはちょっと痛ましい。
東京の大学に行ける若い人は、恵まれている。
ぼやぼやしてんなよ、と思う。

ぶりとますの寿司も白エビの味噌汁も美味しかった。

  1. 2009/11/21(土) 13:28:04|
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飲まないで歌うときの調子が見えてきたので飲んで練習、やっぱり飲まない方がマトモだよなあとわかるたびこれまでの醜態を反省、練習後に秘密のデート相手と440行ってまっちゃんを付き合わせてぐだぐだ飲みで四時前にタクシー帰宅、一度起きて二度寝してまた起きて三度寝して目覚めたら夜、明日の飛行機と講演内容と素面でどれだけ喋れるかを心配しつつ四度寝の予定、富山大学芸術文化学部の皆さん、どうぞよろしく。
  1. 2009/11/19(木) 22:55:39|
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