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仕事部屋

明日は再結成の宮古ブルーLIVEでお出かけ予定なのに雨になっちゃった、止まない雨はないと言うけれど、止んでくれるだろうか。

読みたい本がなかったので自作「いつか愛になるなら」を二時間ほどで一気読み、時間を置いて読み返すと今の自分が知らないことや今の自分にはわからないことがあったりするのでかなり距離を取って読めるのだけど、書き癖というか、言葉の選び方はそんなに変わってないからか肌馴染みもよく、「こんな展開かよ!」と驚きながら読めて面白かった。
陰惨な物語という発注だったので鬱々とした気持ちで書いていたはずなのだけど、読んだらそれほど暗くない、いや暗いのは暗いんだけど、文体にすごく気を遣って書いたせいか自分の感覚としては乾いてひび割れた感じ、そうだこれ松村くんに読んでもらおう、絶対に気に入ってくれるような気がしてきた。
お読み戴いていない方には是非読んで戴きたいです、アマゾンなどで探してみてください。

12月のワークショップは月末まで募集中、今回はリピーターの申し込みも含めて定員15名で締切ります、傾向としては毎土日にぱたぱたっと申し込みがあるので、定員に達するまでは平日のお申し込みが先着に有利やも、新しい人との出逢いで毎回少しずつ伝えられることも広がってきて、毎月何をやろうか考えるのも楽しみになってます、いや勿論飲み会も。

初めての講演も近づいていて、講演そのものより一人での飛行機移動に緊張が高まっている、ネットでチケットを購入しただけでものスゴいことを成し遂げた達成感があるのだがちゃんと辿り着けなきゃお話にならない、早朝の飛行機が今から不安、それより講演内容の心配をした方がいいに決まってるのだけど。

ヤポンチカのライブも控えているけど今週はフジッコの多忙で練習がないのでまたヒロシと自主練の予定、一番楽しくて一番心配なのはやはりポエトリー・リーディング、何ってかなりの分量の散文を覚えられるかのプレッシャ-、ステージに譜面台立ってたらゴメンナサイ。

芝居の台詞、しかも自分が書いた台詞でもどうしても覚えられない台詞ってあるんだよなあ、一人芝居とかやってたのが今は信じられない、やっぱり脳梗塞やってるせいか、てえとそうでもなくて、脳梗塞やる前からそうなのだった。

突然ばたんと倒れる癖の原因は三種あって、脳梗塞、貧血、低血糖、なのだけど一番キツいのは低血糖で毎回もうこのまま死ぬんじゃないかと思う苦しさ、なのに十五分くらいで復活してまた同じペースで飲み始めたりする、なんか自分の人生をそのまま凝縮して体験するような発作、などと書くと心配させてしまうけれど、この頃は発作も軽くなり滅多に倒れませんのでご安心ください、何より慣れて発作の前兆が判るようになったので倒れるときに「ごめん、ちょっと倒れる」とか言えるのがイイ具合です。

あんなに死にたかった時があったのに、今はその時の渇望が想像すらできなくなっている、正直言えば「生きていたい」という渇望もまだないのだけど、それでももう死にたいとは思わない、そりゃ死んでしまえたら楽だろうなという憧れはあるけれど、楽になる直前の苦しみや恐ろしさは生き続けることと変わらないに違いない、頭金なし一括払いと生涯分割払いの違いで、生きていればまだ出会っていない人たちと出会えるし、まだ知らないことを知ることもできるだろう、判らなかったことが判るようになったりも、などと考えると苦痛と恐怖の分割払いは決して損じゃないと思う。

勇気を奮って言えば人には生きない選択もあるんだろう、但し、自分で選ぶそれは沢山の人を傷つけて心を殺すことになる。

ヤポンチカでやってる曲に「ナンバーワン」という歌がある、これはWastedTimeで出会った塩月達郎という歌い手の歌で、「何か一つでもできる優しい人になりたいんだ」という一節に胸を射抜かれて、彼がその歌を歌ったステージの直後にすぐ彼に声をかけて「さっき歌っていたナンバーワンという歌を私にも歌わせてください」と頼んだ、彼は「あの曲、僕がハタチの頃に作った歌で、『ベイベー』とか言ってますけど、いいんですか」と言いながら曲を貸してくれた。

「ナンバーワン」はヤポンチカで毎回必ずやる唯一の曲になった、達郎の歌った「何か一つでもできる」は能力の意味ではないだろう、スーパーマンになりたいわけじゃない、自分の道を歩くナンバーワンになりたいだけなんだっていう、音楽をやりに東京に出てきたハタチの男の子の歌を、私は四十過ぎて始めた歌のステージで、毎回歌っているのだ。

何か一つでもできる優しい人になりたい。

と、私も思うから。



  1. 2009/11/11(水) 00:42:59|
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