仕事部屋

5.29渋谷師弟対決!

晴天の休日、犬は布団に潜りっぱなしで遊んでくれない、遊べない。

お知らせ、ふたつ。

半年ぶり、ヤポンチカで歌います。

5/29(土) 渋谷WastedTime
【宇田川音酒場】open18:30 start19:00
adv\1500+2order/door\2000+2order

出演順(敬称略)
01.矢野あいみ (19:00~19:30)
02.sunny (19:40~20:10)
03.鶴岡武雄 (20:20~20:50)
04.ヤポンチカ (21:00~21:30)

ヤポンチカのメンバーは、モグラ楽団のヒロシ(G,Uk)とフジッコ(Dr,Per)にバンマス深井(B)+まえかわ(Vo)。
40になったら歌おうと決めて冷や水状態で始めて三年目。
一年に二回くらいしかやれないバンドですが、微妙に少しずつこなれてきているんじゃないかと。
人の歌を自分の歌のような顔してしらっと歌っとります。

同じ日、同じ時間、同じ街のちょっと離れたところでは、吉岡の出演する「へばの」がリバイバル上映。

へばの5月29日(土)~6月4日(金)連日20:50~ @アップリンクX

舞台挨拶
5月29日(土)吉岡睦雄(俳優/『へばの』主演)
6月3日(木)西山真来(女優/『へばの』主演)

連日ゲストトーク開催!
5月29日(土)町田マリー(女優)
5月30日(日)高橋和博(『へばの』撮影)
5月31日(月)松村浩行(『TOCHKA』監督)
6月1日(火)板倉善之(『にくめ、ハレルヤ!』監督)
6月2日(水)本橋成一(写真家・映画監督)× 中植きさら(『祝の島』製作デスク)
6月3日(木)佐々木敦(音楽批評家・HEADZ代表)

6月4日(金)
最終日は、『LINE』公開間近の小谷忠典監督『子守唄』との カップリング上映+トークイベント開催
19:00~ 『子守唄』上映 @アップリンクファクトリー
20:40~ 木村文洋監督× 小谷忠典監督 トークショー @アップリンクファクトリー
21:00~ 『へばの』上映 @アップリンクX


いまどきの、かっこいいとかカワイイとかの映画じゃあないけれど、真っ当に物語を目指す人たちの、ぎこちなくも力一杯な一歩。
ロッテルダム、カイロ、フランクフルト、バルセロナ、ローマなど各地の映画祭に参加し、カイロではシルバーアワードをもらってきたそうです。

一度観て、もう一度確かめたい画がたくさんあったから、初日に駆けつけたいところだけど、私は歌ってます。
監督には、前回のヤポンチカで初挑戦したポエトリー・リーディングの詩を書いてもらい、そのときにはきっと学芸会のコドモを見守る母の気分だったろうし、是非にももうちょっと楽な気持ちで歌うマエカワを見物して欲しかったのだけど、こちらも適わず。

大切に想う人の大切なときに立ち会えないのはなんとも落ち着かない気分だけれど、共にたくさんの人との出逢いに結びつくよう願ってのお知らせです。

まだちょっと先の日程ですが、あっという間に今年も四ヶ月が過ぎてしまったのだから、この日もきっとあっという間にやって来るんだろうなあ。
楽しみ、楽しみ。
  1. 2010/04/29(木) 09:00:28|
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4.28

病み上がりの大仕事、小説教室~短編〆切~週末のWSが終わって今週はちょっと楽と思ったら、スケジュールが噛み合ずで個人練習が今週にずれこんだり週末からバンドでの練習が始まるんだったり普段なかなか逢えない友人たちと逢おうとがしがしGWを埋めていたり、連休明けに〆切や打ち合わせあったりでまた当分はゆとりなし。

体調特別悪くはないのだけどすっきりせず熱が出たり出なかったり疲れるとぜいぜい胸苦しくなったりなのできっと肺が完治していないのだろう、といって休んでると神経がやられるのでやはり忙しない方がいい貧乏性。

火曜の帆太郎診察、ギプスようやく外せるはずだったのにレントゲンの結果また二週間の延長ギプスで帰宅、散歩行ける、風呂に入れると散々言ってたのでがっかりしょんぼりの不貞寝、きつねが野山を駆け回るDVDで笑っている私を恨めしそうな顔で見て布団に潜っている。

肺病みと骨折犬の二人暮らしと言うとものすごく悲愴な感じなのだけど、健やかなるときでも引きこもり系だから気分はあんまり変わらない、併せての医療費が二ヶ月分の生活費くらいかかっているのが大問題で、どうにもならないから考えないことにした、ただただやってくる今日をサボらず過ごすだけ。
  1. 2010/04/28(水) 04:25:33|
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4.23

今週水曜の小説教室は継続受講生に加えて新規受講生が数人、合計十六名でのスタート。
継続の方がおさらいばかりにならないよう、新規の方が何やらさっぱりな進行にならないよう、新しいメニューを入れつつ慎重な運び、それでもやっぱり一時間半は短くて予定したこと全部はできなかった、なかなか時間配分が掴めないのを反省。
ヤスコちゃんと計画した親睦会は個人情報保護法絡みでうまく連絡が行き届かず当日のお誘いになってしまった方もあったのに、ほぼ半数の方が参加して下さって、ざっくばらんなお喋り。

三ヶ月やってきて小説の書き方がわからないってことはつまり「描写」と「ディティール」と「エピソード」の使い方がわからないということなのだとわかった、試しにその場で「描写」という絵画教室的なことをやってみたら懇親会ではわかりやすかったと好評だったので、今期からの講義では集中的にその技術を身につけるための練習をしていこうと思う。

目の前で文章を書いてもらうのは初めてだったけれど、考える顔をちらちら見るとその人の集中の度合いや戸惑いの深さがなんとはなしに窺い知れる。
小説の指導は原稿の添削だけじゃない。
人を見て個性を見てその人の奥深くに隠されているものを引き出したい。
一人でやってるつもりになりがちな作業だからこそ、毎月顔を合わせるだけにしろ誰かがいて、「ああ、もう書き上げたのか、すごいな」とか「あの人はどんなものを書くのだろう」とか思う時間があることは決して無駄じゃあないはずで、教室の中でも印象の強い人、薄い人、書こうとするテーマと書き手の個性が見えたり見えなかったり、なんとなくぼんやりとでも、自分以外の人の存在を感じる時間になればいいと思う。

仕事で疲れた身体を教室まで運んで時間通りそこに座って人の話を聞くという姿勢も、その時間にお金を払っているということも、「小説を書きたい」というモチベーションの維持に必要なことなのだろう。
ことあるごとに編集者の「書きましょう」「書いてください」という言葉に励まされ支えられて書いてきたから、その言葉を意味付ける志の重要性だけは良く知っている。

モグラ町の稽古があるので1シーズンお休みしなければならないのだけど、その前に「描写」「ディティール」「エピソード」に特化した一ヶ月全二回のクラスをやることにした。塾でいえば補講のようなもの。
教える側にもうちょっときちんとしたマニュアルがあればメニューを作って単発クラスにもできるのだけど、残念ながら私にはそれほどのスキルがないのでどうしても一定期間の関わり合いが必要になってしまうが、時々こういう単発メニューを入れると流れが良くなるんじゃないかと思う。

そして更に三ヶ月全三回で演劇クラスをやることになった。
ワークショップと同じようなことをやるのだけど、もっとわかりやすくメニューを立てている。
ワークショップとは基本姿勢が違うし、集まる人も違う、素面でやらなければならないし、終わっての飲み会もない。何より「はじめての演劇ワークショップ」という企画なのだから怖がらせないようにしないといけない。

ワークショップでは続けてもらうことが何より「演劇」を知っていくことになるけれど、カルチャーセンターでの講義はそれじゃダメで、全三回なら全三回できっちりそれなりの何かを持って帰ってもらわなければならないから、こちらもそれなりの準備が必要になる。

常々小形くんと相談していることに、今のワークショップに並行して、何ヶ月かに一度だけ初心者クラスをやったらどうだろうという考えがあり、やる前から「それはまたしんどいなあ」と弱腰になってしまっているので、今回の企画は「どんだけしんどいか」のリサーチにもなって願ったりかなったり、今のワークショップに来ている人の補講クラスとしても役立つ内容になるんじゃないだろうか。

ともあれ、相変わらず出逢う機会には事欠かない。

作家さんて、普段、原稿を書くとき以外は何をしているんですか、と良く訊かれる。
いつも「何もしてない」と答えるのだけれど、私の仕事は「人と出逢う」ことで、普段は「人と出逢うための準備をしている」と言うのが正しいんじゃないのか。
書くことも、演じることも、演じさせることも、全部が「人と出逢うための準備」のように思えてくる。
むしろ、そう思うと本が売れないとか仕事が減ったとかの苦境が、些末なことに思えていいのかもしれない。

ま、どう言っても胡散臭いことに変わりはないし、私よりうんと年長の方に「先生」なんて呼ばれるようになって更に胡散臭くなる一方なんだけれど。

十代の頃、自分より年上のスタッフや役者たちに「座長」と呼ばれていたのを思い出す。
子供の頃から渾名をつけられることがなかったけど、「座長」や「先生」は私の場合、渾名の一種なんだなあ。
「マエカワ」とか「お母さん」とか呼ばれるのも、どこか渾名で呼ばれているような気がするのは、その呼び名に感じる責任なのか、闘う自我なのか。



  1. 2010/04/23(金) 14:03:00|
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4.19

土曜はひたすら掃除、日曜にもまた掃除、で日曜午後に小説現代の編集女史とカメラマンをお迎えし、娘が連れて来てくれた別居中の猫と一緒に写真撮影、「作家と猫」グラビア、恐らく5月売り6月号の小説現代でご覧戴けます、いつもは抱いたりしない猫を抱いてニコニコしてるもんだから帆太郎はちょっとスネ気味、実は帆太郎の方が猫らしいのだけど世の中はそう見てはくれないからね、撮影終了後はリオンに移動し娘を同席させてちょぼっと打ち合わせ、解散後に娘と部屋に戻り、犬も猫も娘も私もベッドの上でごろごろDVDなど、女二人で観ているとお喋りがうるさい、ああ女親子だなあと。

今日は朝から書類の整理して完全復帰を覚悟、昼から小説教室の提出作品を三人分添削、今月の予定が入院騒動でぐだぐだになったのでスケジュール調整をしてみたらかなりキュウキュウな感じということが分かって微妙な焦りを感じるも机の端には観ようとしているDVDが山積み、まだ先まだ先と思っている仕事ほど忍び足に〆切が近づいてるもんだ。

日が長くなって晴れた日には夕方ふらっと外に出るのが気持ちいい、混乱を鎮めるにはまず日常のことをするのが効果的、買い物して料理してDVD観て。

PFFスカラシップ作品の「パークアンドラブホテル」、若い女優さんが魅力的な顔してるなあ、人を撮るの上手だなあ、芝居の演出が弱腰だなあなどなどの感想、海外向けのタイトルが「アジール」とされていて作品中でもラブホテルの屋上の解放空間を「アジールだよ」と小学生に言わせている、うちの旗揚げ公演のタイトルが「アジール」だったもんでなんだか一方的に近しいセンスと受け止め、同時収録されていた「珈琲とミルク」を観たら音楽やってたのがWS来てた熊ちゃんで、モミーさんの名前もある、そういや監督も同じ熊ちゃんだぞ、もしやと熊ちゃんにメールしたらやはり兄弟、しかも監督が弟と思っていたら監督は兄だそう。

熊ちゃんには驚かされる。
元は藤井びん氏が「モグラ町」を観ろと教えたS子が元夫であるマツジュンに「モグラ町の前川のWSに行け」と指令してマツジュンがWSに参加するようになり、WSの話を聞いたマツジュンの友人である熊ちゃんが「俺もやる」ってことでWSに現れたわけで、控えめな熊ちゃんは自分の活動のことをまったく言わなかったが、その後に大福という新しいバンドを始めたときに観て、大福のスパン子氏がいつも一緒に活動しているアランが、以前私がライブハウスでナンパして吉岡と一緒に広尾COREDOでの芝居に出てもらったあのアランだということも分かり、そもそもろくすっぽ口をきいたこともないのにツアー帰りにふらりと「モグラ町」を観にきてくれて仲良くなったモリヤンが参加するBoogieChaffモミーさんと熊ちゃんが二人で出世魚ズというバンド(ユニット?)をやっていたのも奇遇だったのだけど、大福の会場で声をかけてくれた熊ちゃんのドキュメンタリーを撮るというT青年が、私が十六のときに参加した自主映画の監督の教え子で、その映画以降は私のライブやら芝居やらをたくさん観てくれている熱心なお客さんであったとか、それぞれ「普段の自分の居場所とは違うところに出向いたときのディープな関わり」に限定された関わりがキイワードになっている。

音楽だけ芝居だけの足場で考えれば別段どこでどう誰につながっても不思議はないのだけど、時間も場所もやってることも違うのにものすごく狭い領域であちこちがバチバチ音を立てて出逢ってる感じは、キャリアとか人脈の幅広さだけじゃなく、熊ちゃんに与えられた好奇心という才能なんだろう、似たようなそれがあると自負する私とそういう熊ちゃんの間だから、あちこちがバチバチするんだなあ。

いちいち大げさに驚いて興奮する私に比べ、熊ちゃんはいたってクールなのがなんだか悔しい。
ジャンルで分けて考えてしまうから驚いたりしちゃうんだろう。
「つながってても不思議じゃない」んだろうけれど、私にとってはそれぞれがかなり特殊な関わりだから、尚。
いつか熊ちゃんが仰天して腰抜かすようなバチッとした出逢いに関わりたいもんだなあ。

などと鼻息荒くしているうちにまた今日が終わっていく。
今日中に、と決めた作業はできていないが今は集中できそうにないので明日朝に。
しかし朝からファックシーン書くのもなあ、などと言ってまたずるずる〆切間際に追い込まれていくのだけど。



  1. 2010/04/19(月) 23:34:21|
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熟女考。

いきなりだけど、四十ちょい過ぎの女って、自意識の置き所がむずかしくないか。

子供じみた振る舞いをするのはみっともないし、大人ぶってもたかが知れてる。
当人はおおむねまだまだそのへんの若いもんのつもりなのだけど、周囲の目はそう捉えてくれない。
下手するとおばちゃんだったり熟女だったり、いや表立ってそうとあしらわれることなくとも、その実若い連中は「困ったおばちゃん」と思っているんじゃないかという被害意識めいたものを隠し持つ。
といって、それを自覚しておばちゃんらしく振る舞うにはまだまだ捨てきれぬ自我がある。

周囲に同年代が多ければそれほど感じないことなのかもしれないけれど、私の場合は基本的に若い連中と過ごす時間が多いので、ときおりさっと影のような自意識が過って、どう振る舞えばいいのか混乱したりする。

お母さんなり奥さんなりの立場を持っていれば安定するんだろう。
もしくは会社での立場とか、社会的な地位とか、自分が再確認しなくとも世の中が自動的に収めてくれる、何かしらの居場所。
それらのない妙齢の女たちは、なんだかみんなおろおろしているような気がする。

仲間内でも妹分のような性質の友人が、妙にくさくさ、尖ってくる。
何もない自分に気づいてしまって焦っている。
十代二十代の頃には、何もなくても、若さがあった、無駄に。
本人はそのままやってきたつもりなのだけど、気づけばもう「そのまま」では通用しない。

で、どうなるかというと、偉ぶる。
中途半端に見知ってしまった大人の分別があるせいで、もう何も知らない妹分のふりができない。
下に弟だか妹だかができて甘えられなくなってしまった子供みたいに、お姉さんぶって目下のお世話をして、甘えるのを我慢してる。
だけど、そんな姿も、もう可愛げにはならなくて、痛ましく映ったりする。

年寄りなんて世の中にいっぱいいるんだから、まだまだ甘えていればいいのに、母だの妻だの社長だののかっこたる自分の足場を持たぬ彼女らは、目下の前に出るともったいつけて偉ぶるか、若い連中に同化したつもりで自分を下げていて、見苦しい。
更に痛々しいのは目上の前に出たときにも同じように振る舞ってしまうことで、生意気さが可愛げだった頃の感覚そのまんま、「いつまでも小娘扱いしないで、いい加減にそれなりの何者かとして認めてよ」と突っ張るのだけど、それをやってる自覚がないのが致命的だ。

楽にしてくれ、認めてくれと足掻く姿は、他人の目を逸らさせる。
こと仕事に関してそれを確保すべく無闇に攻撃的でなんでも知ったふうな顔をして媚びる知恵も捨てた妙齢女子の醜さには、我が身に重なることが多いせいで、俯かされる。

一言にすれば意固地、ってことかもしれないけど、そうじゃなかった人がそうなってしまうのが、四十ちょっと過ぎたあたりで目についてくる。
若い頃には知らんぷりできたはずのコンプレックスが露見し、うろたえているようにしか見えない振る舞いを繰り返し、仕事の立場を死守せんと突っ張りまくっているくせに、そうと思われたくなくてかっこつけるもんだから、余計に扱いづらい「困ったおばちゃん」になる。

どうしたんだ、お前ら、かっこ悪いぞ。

かっこいい生き方なんてあり得ないってわかってるくせに、いきなりかっこ悪くもなれなくて、ぎりぎりかっこつけてるつもりになって。
それが一番かっこ悪いって知ってるのにそうなっちゃう自分を、好きになれなくて寂しがる。
たまにはかっこ悪いとこ見せてみようと弱いとこ曝してみたりするのが、またほんとにどうしようもなく惨めにしか見えない年齢である。

寂しいんだね、かわいそうに、よしよし、としてくれる人などもういない。
目上だろうが目下だろうが、健全な人はそんな心持ちに寄り添わない。
弱った気持ちに優しくしてくれるのは、甘い蜜に群がる蟻の如く弱者を悼むことでしか自分の強さを認識できないタイプのそれで、所謂屑である。
承知してるから心を許すことはない。
けれど寂しいときには寄り添ってもらう。
まさしくそうしておばちゃんらしい太々しさ、厚かましさが染み付いていく。

ちやほやされて生きてきて、どうでもいい扱いをされることに慣れていない。
控えめにしていると際限なく居場所がなくなっていくから、押し通す。
「ふうん」とか「ふん」とか言ってれば、面白がってもらえた頃があったけど、今はもう違う。
土俵際なんである。

どうかね、いっそ、思い切って熟女路線に振り切ってみては。
などと思うけど、私にそれができるかというとできやしない。
なんつうか、こっぱずかしいのね、まだそっちに行くのは。

しかしまあ、熟女になりたいもんだとは思う。
年齢相応の自意識について考えを馳せたりしないような、どっしりした太い女に。
もしくは、いくつになっても自覚なくきゃあきゃあはしゃいでいられる女になってもいい。
後者の方が楽だから、賢い普通の女は皆そっちにいくんだよなあ。

けど、ほんとのところ、自意識を持て余している妙齢女子たちの目指すところは、そのどちらでもない。
きっと、もっと薄く、影のように、ちらちらひっそり生きたいのだ。

てきぱき張り切って働く妙齢女子の看護士さんに、京都舞鶴・新世界で出会ったスナックのキョウコさんを想った。
四十女の美しさは、生き様にしか表れない。

  1. 2010/04/16(金) 20:19:04|
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4.16

入院生活の悪影響で朝六時過ぎに目覚めてしまった、といってまだ身体を動かすのは怠いのでさしてやれることもない、黙々と書類の確認などして朝ご飯、昼ご飯、午睡、合間に小説教室の提出作品のチェック、いつも何かしていると食事するのを忘れてしまうのだけど薬飲まなきゃという強迫観念、ずっと家にいるのに三度も食事をするとなんだか一日中食べてるものすごく怠惰な人になったような気がする。

そういや、病院に見舞ってくれた吉岡が、恐る恐るにプリンを差し入れてくれ、「マエカワさんってケーキとか食べるんですか」と訊く、「チョコレートですよね」と小形、「そうなんですか、ケーキくらい食べますよね」と吉岡、「スポンジケーキと生クリームが食べられないからなあ」と答えると「危なかった、ケーキ買ってくるところだった」と心底安堵の顔、ケーキは好き嫌いがあるけど戴きものに文句言ったりしないからそんなに恐れなくてもいいのに、小心者め、好きなスイーツはヒロタのシュークリームのチョコレート味とプロフィールに書くべきか、でも吉岡のプリン美味しかった、小形の面影屋珈琲スペシャルブレンドと一緒に味わえたら至福だったろうけれど「これは退院してからです」って馬人参なところがさすが。

肺が弱った状態でどんな声になるか試したく、ヒロシの反対を押し切って個人練習でスタジオ入り、当然ながらいつもより声量ないのだけどその脱力した弱々しさが新鮮、声が違うと歌い方が変わってちょっと新しい雰囲気になったのだけど、体調が戻るとこの歌い方もできなくなっちゃうんだろうなあ、ライブ前にもう一度肺炎やれないものか。
  1. 2010/04/16(金) 00:55:25|
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退院しました。

お試し外出と説得して帆太郎と逢瀬した翌日、朝っぱらから血液検査、午後には結果が出ますと言われたので洗濯でもしようかと思っていたところにDr.ハウスが検査結果を持って登場、本当はまだダメなんですけど…と気弱に言いながらも、回復傾向を見込んで退院可との診断が下り、同室だった若い女の子に「お大事に」と声をかけていそいそ退院、帰宅してまずはお見舞いメール下さった方、約束キャンセルさせてもらった方に退院しましたと連絡して前日夜からハンストで食べなかった犬に餌やって冷蔵庫の霜取り、荷物の片付け、枯らしてしまった植木の手入れ、バックアップ中断のまま放置していたmacのメンテ、通常通りに動くのはまだしんどいのでぐずぐずのろのろだが、日常のことをしているうち気持ちも落ち着いて様々渦巻いていた不安も解消、問題は食事なのだが買い物行くのはしんどいし食べるものはないし食べないと薬飲めないし入院費の内金で財布を空にしてしまったしで不貞寝、規則正しく服用しないと血中濃度が保てないって脅されてた通り、夜になってちょっと熱上がってきたので間に合わせにうどんを茹でて無理矢理食して服薬、神経症気味になっていた犬もようやく落ち着いた感じ、清潔な布団より犬臭い布団の方が安らぐ。


安心ホタ 安心を与えるってことが、何より深い愛情だと思う。


  1. 2010/04/15(木) 09:29:03|
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4.9~

9日、S社N氏を紹介して戴くことになり桐生典子女史に久々お目にかかる、新宿の薬膳中華で紹興酒の瓶割りなんぞ楽しんで風花で山崎~竹鶴、帰宅したのは午前三時過ぎだったか、着替えてパスタ茹でようと水を張った鍋を火にかけ、顔を洗った後の水道水まで出しっ放しでそのまま眠ってしまったらしく、朝七時に目覚めたらじゃーじゃー水音はしているわ空焚きの鍋が真っ赤になってるわでぎょっとした、犬に餌をやって二度寝、次に目覚めたのは十一時くらいか、寒くてがたがたと身体が震え、持病の喘息発作が出そうだったので近所に住むヒロシに電話して来てもらう、私の顔色を見たヒロシが病院に電話し対処を訊いたところ救急車呼ぶことになり、半分頽れながら自力で救急車に乗り込んで救急病院、高熱による過呼吸で喘息発作には至らずだったが血液検査とレントゲンとCTの結果で肺炎と診断され緊急入院、担当は「肺炎の症状は出てますが、僕は他の病気を疑っています」と言う白金のDr.ハウス、風邪ひいてたわけでもないし咳も出ないのだが元から病院行くとすんなり出してもらえない体質なので仕方ない、犬のことやらあれこれヒロシに頼んで往復させた、報せるべきあちこちあるのだけど呟くのが精一杯で情報錯綜、夜になってマキコが顔出してくれたので小形への連絡をお願い、翌日の朝イチに娘が来たのでほほうと思ったが午前中から渋谷で遊ぶついでに寄っただけらしく「じゃあねー」とすぐに引き上げて行った、午後に親方登場、点滴ぶら下げながら病室抜け出して中庭で一服したし本人はみるみる回復の心持ちなのだが熱と何やらの数値が下がらずひたすら点滴、Dr.ハウスが一週間の入院と宣言したので病床から弱々しく翌週の仕事のキャンセル願いをあちこち送信、その中で恩師・井上ひさし先生の訃報、WSのヤスコちゃんに弔電の手配など問い合わせ頼んだり、ああ、恩が返せなかったなあと落ち込んだりもしたが、朝六時からひっきりなしに打たれてる点滴の血管痛でひたすら悶絶、もとから血管細くて採血も途中で止まっちゃうし点滴も落ちなくなっちゃうし落ちてると思ったら漏れてるしで看護士さんたち三人がかりで慎重にやってくれているのだがどうにも身体が拒否してしまうらしい、それでも意固地に抜け出して一服はする、心配の余り優しくなくなった友人とメールで喧嘩したりもし、月曜にまた採血とレントゲン、Dr.ハウスはふらりと現れ点滴痛いと訴えると「どうしましょう、どうしましょう」と言いながら消えて行く、夕方に小形と吉岡とセンキがそれぞれ美味しいもの持ってやって来る、小形と吉岡に病院の外まで珈琲買いに行かせる、毎日見舞だか冷やかしだかわからないメールがわんさか届くが指が震えて長い返事が打てず不本意ながら無愛想な返信、夜勤のナースは私が一睡もせずに泣いているのを知っているので今朝になって確保していたラインを外して打ち変えると決断、ところが三度打ち直してもまだ入らない、四度目に手の甲から入れて泣いているところにDr.ハウス、女の涙に弱いのか「かなり難しいです」というナースの口添えが効いたのか「じゃあもう外しましょう」と点滴おしまい宣言、点滴三本ノルマと引き換えに火曜の外出許可もらってたのだが点滴おしまいになったので外出時間も長く取れ、帆太郎を預かってくれていたヒロシに合流して帆太郎の診察で獣医、ギプスまだ取れず抜糸のみだったが、奇しくも帆太郎の誕生日の朝に救急車騒ぎだったのでひりひり神経症っぽくなっていた帆太郎、私の顔みて少し落ち着いた様子、一時帰宅してがちゃがちゃな部屋をちょっと片付け、フォローしきれてないいくつかの仕事の用件済ませ、これからまた病院に戻るのだけどもう一押しすればDr.ハウスの退院許可も取れそう、私は説得が巧く、Dr.ハウスは気が弱い。

心配おかけしてすみません。数々のあたたかいお気遣い、ありがとうございます。
  1. 2010/04/13(火) 17:44:41|
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4.9

ヤポンチカ練習に備えての自主練習を開始、ちょうどフジッコから練習日調整の連絡も来て「ぼちぼち」感が高まっている感じが頼もしい。

秋の「モグラ町」最終話の準備も着々、前回に続いてエミー賞・木霊くんの絵でチラシ作れることになった、「腕によりをかけます!」と言ってくれこちらも頼もしい。

「モグラ町」で舞台写真を撮ってくれるカメラマンを募集したらうちのワークショップのレギュラーメンバーが名乗り出た、ちゃんと写真の仕事をしているそうで、人材豊富で便利なワークショップだと呟いたら「役者の人材として【豊富】の一員になりたいです」って、そりゃそうだわな。

けど、多芸多趣味なメンバーがいるのはやっぱり頼もしい、大工もいるし八百屋もいるしGAPの店員もいるしピアノ弾きもいるし警備員もメイクアップアーティストもオークショナーもAV監督もいる、いないのは巧い役者だけ。

どうでもいいが吉岡の事務所のプロフィールに「特技 ギター」とあるのは外した方がいいんじゃないか。
  1. 2010/04/09(金) 00:10:56|
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PowerBookHD交換のメモ。

五月のような陽気の昨日、ひーひー言いながら17インチのPowerBookを担いで秋葉原、前もって案内を頼んでいた元カレと合流してapple storeのお兄さんが教えてくれたアキバ館にHD交換を依頼、320GBのHDと工賃で13000円弱は確かに安いし変な愛想がないのもプロっぽくてイイ、二時間かかるというのでその間にいつか3Dコピー機を見せてもらったビルのレストランフロアに行ってビールと串揚げで満腹し、アキバ系憩いの喫茶店mocoに移動して待機、交換終わりの連絡もらって受け取りに行ったら光学式ディスクドライブの調子が悪いので外付けドライブからインストールするよう忠告され、光学式ドライブ交換の値段を確認して、iBookを外付けドライブとして使うための6pin-6pinケーブルを購入して帰宅、直ちに先日飲み友達が貸してくれたOS10.5のインストールに取り組むもやはりPowerBookがディスクを吐き出してしまうので6pin接続でiBookのドライブ使ってインストール、起動後に同じくFireWireで外付けしてるHDDからTimemachineのバックアップで復元を試みるも移せないデータがあって芳しくない、OSXの移行アシスタントを使って再度トライしたがアカウントがややこしいことになってアクセス権の修復が必要になったため、結局またiBookのドライブからクリーンインストール、OS立ち上がりの設定アシスタントで無理矢理ターゲットモードを解除して外付けHDDをつなぎタイムマシンのバックアップからユーザー情報を丸ごと移して解決、最初っから躊躇せず6pin引っこ抜いてれば二時間で済んだのに二十時間もかけてしまった、が、完璧なバックアップがある安心感でなかなか楽しい作業、その間に昨日届いた文庫解説依頼の単行本も読めたし、何より健康な身体にこれまでの苦労と経験で学習した精神がそのまま移せたんだから夢のよう、タイムマシン万歳。
  1. 2010/04/07(水) 17:50:22|
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