FC2ブログ
仕事部屋

罪人。

うかうかしている間に、愛仮映画班カズPは虎視眈々と、今朝の新聞と言われて夕方にレジ前からすでに引き上げられたそれを入手して、iPhoneに齧りついて、世の中というものの面白さ、恐ろしさ、愛おしさを噛みしめながら、ACC終わりで映画班会議に合流して、「映画撮れば叩かれるし飲み屋にいれば殴られるし」の監督や、「政治思想のある団体に平田代わりに刺されるのは女に刺されるよりマシだろう」相手役を茶化しながらの作戦会議、炎上の根源は観る気のない人々で、そういう人たちに「観てから言え」とは言えないことがわかっているからこそ、さあどうする、この先どれだけの人たちを映画館に連れてくるとあれやこれやで雷雨をやり過ごす、誤解を恐れずに言えば、カズPは反響の大きさにご満悦だし、監督は吊るし上げ覚悟ながらビビってはいるけれど、ブレないもの確かめれば論ずるものなし、言われる覚悟がなかったわけじゃなし今更、と励まし合って緩めの会議を終え帰宅、Twitterに向けて言葉を整えるも本質は透けるんだろう、「それでも観ます」と言ってくれる未確定の観客を信じるのみ、映画だって芝居だって誰にも覚悟などなく作れる時代だから、我々だって淘汰されればいいじゃないかに頷きつつ涙目の監督、あんたをまっすぐ歩かせるため我々は今ここにいると知らせるための深酒、どう答えが出ようが、打って出るしかないときってのがあるじゃないか、あれが嫌いこれはダメと審判下す人にだって誰かへのそういう思いはあるだろう、メディアの拡大鏡はそれを見失わせる、だからこそ利用価値もある、利用できるとは到底思わないけれど、関心ないだろう相手役の分と私は新聞を二部購入した、誰が笑うにしろ渡す頃には誰かが笑っているはず、世の中に敵対するたった一人だっていい、誰かが笑えれば、何かを創るってことだけなら、人生やり直す引越資金を注ぎ込んだカズPが笑わなくても、私はいつかこの騒動に笑うだろう。


AyDGWS2CAAIdYnI.jpg18日付東京中日スポーツ




映画「愛のゆくえ(仮)」公式サイトはこちら。
エンゲキ「愛のゆくえ(仮)」もコツコツと。
先日の公開稽古画像、公開中。




  1. 2012/07/19(木) 04:36:33|
  2. 雑感
  3. | trackback:0
  4. | comment:0