今年も職場で終わった年と始まる年を眺めている、しかも今年は5連勤、1年働いて人生初ボーナスを経験した2014年、この年齢になってもまだまだ初体験があると思うと生き甲斐になるなあ、働ける身体があって働ける場所があることの有難さ、しみじみと言おうかつくづくと言おうか。

1年こうして働いてみると断然生活が楽になった、借金の返済までは至らずとも借金を増やさずに暮らせるなんて大躍進に違いない、犬の治療に自分の治療と生きてくだけでお金を払わねばならないのだが、他にも仕舞い込んでいたトランジスタラジオや中古で買って不調のまま使っていたガス台やゴム引きのレインコートやニューヨークを歩き回ったトレッキングシューズの修理をした、大昔の公演の記録ビデオをDVDに焼き直したりもしたけれど、新しいものを手に入れるよりずっとずっと気持ちいい。

人間関係も然り、元旦那とデートしてみたり、放置していた関係が進展したり、かつての芝居仲間とまた企んでいたり、古い付き合いに新しい役どころを持ち込んだり、意識してそうした訳ではなく振り返ればこの1年で新鮮に感じたのはことごとく新しくないものだった気がする。

本当は次々と目先を移すことなど進歩でも成長でもないのかもしれない。

たくさんの人に心配をかけた1年だった、我ながら心配でもあった、それでも乗り切った、今もココにいることが何たってすごい、自分はもはやどこかに行こうとはしなくなるような気がする、ただココにいるそれだけでこんなに面白い。

2015年はやりそびれた「(仮)の事情」企画の再始動で始める、ぼちぼちリハビリ。



2015年2月7日(土)
阿部定の供述調書を取り入れた書き下ろし短編戯曲の朗読会をやります。
「(仮)の事情」に向けてのプレイベントなので、佃戯曲もちらっとお披露目予定。

出演：神農幸・前川麻子、DJ星野
会場：下北沢 アリーナ
開演：16時 (30分前よりご入場戴けます)
料金：2000円+1DRINK ORDER


まあ、キャラメルでのあれみたいなノリです。
なんたってDJ星野が復活ですから。

1. 2015/01/01(木) 03:43:37|
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