どうなることやらと思っていた「平成駅前旅館」無事盛況の初日、龍さん初めオールドチームの最後の最後まで踏ん張って頑張っての姿勢の上に「まあどう頑張ってもここいらへんだろ」的な潔さと、ややヤングチームの安定感で割りかしいい感じの脱力系喜劇に仕上がっている。
是非のお足運びを。

- 2015/11/26(木) 11:23:00|
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試写にて山崎樹一郎監督「新しき民」、岡山でトマト農家をやっている監督と映画を作るため、木村文洋監督「へばの」の桑原プロデューサーが岡山に移住して、地元の人たちと作り上げた「地産」映画、前作「ひかりのおと」は牛だった、今回は百姓一揆を扱ったモダーン時代劇、風景も人々も「ははあ、なるほど」の密着感、物語が意見に収束されるのは好みじゃないけれど、それでも圧巻のエンドタイトルで赦せてしまう、本編より、というと褒めていないようだけど、本編よりエンドタイトルこそが「映画」になっていて、物語なのだった。
「新しき民」東京公開は12月5日から、渋谷ユーロスペース。
陽の光りの下で、闇に映すものを夢想し続ける山崎くんは、こいつ面白い人生やっとるなあと眩しい。
生み出すことの真摯さが胸を衝く。
映画でも演劇でも意見にがっかりさせられてしまうのは、そこにある物語のもっと遠くが観たいからだ。
桑ちゃんはまた10年やれる財産を作った。
さて、文洋はどうするよ、などとまたニヤニヤ待つ。
- 2015/11/18(水) 19:05:57|
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桜を待たずに、1日限りの上映が決まった。

「潜伏」は、事実を土台に「わたしたちが知りたいこと」をちゃんと掬いあげている。
…逃亡犯2本立てでトークに雨宮処凛さんを呼ぶあたり、なかなかにエグい企画だと思う。
- 2015/11/12(木) 19:58:08|
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11月になったので宣伝します。
「モグラ町」シリーズでお馴染みの龍昇企画新作、まもなく3年目を迎えるバイト先でのあれやこれやの「平成駅前旅館」、ネタ作りに協力してくれた先輩も11月から晴れて副支配人に昇格、実情はネタにできないほどもっともっとアレなので「お芝居です」ってことにしておく、龍さんが「出ろ」というからちらっと出るような役を自分に振って、「オーラスライン」の浅野千鶴、「かと万」の藍原直樹を呼び寄せ、かつて鴎座のワーニャ伯父さんで一緒だった畑山佳美、少年王者舘でお馴染みの中村榮美子、歌って踊れる人妻・関根麻帆、流山児事務所を休団中の冨澤力までがヤングチームで、アダルトチームには龍昇、吉田重幸、桜井昭子、ひらたよーこ、塩野谷正幸らカンパニーの常連と、よこやまよしひろ、根本和史が加わって総勢14名、今回の演出はわたしでなく塩野谷さんなのでいつも以上に稽古がユルい、しかも「歌を歌わせたい」と演出家の要望、ヤングが遠慮がちな今のところは介護施設のお楽しみ会のようになっているが、現実のバイト先で常連客が歌い出せばそうなるよなあと画が浮かぶので妙に可笑しい、チェックイン時にどうでもいいことをぐだぐだと喋る悪癖のお客さんを時間の都合で書けなかったのが心残りだが、実録にも喜劇にもならないスキマ演劇には違いない。
チラシのイラストは塩野谷画伯。
コミック・ノベル「カレジャナイ。」はリアルを反映させていたら全6巻で終えられず全7巻になった、まだ7巻目まで原稿が進んでいないが、〆切頃にはまた違う結末になっているかもしれない、何をどう反映しているかは探らないでください。
- 2015/11/05(木) 19:50:55|
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