仕事部屋

あと5日。

劇場入りまであと5日、粗通しの後数日は再び頭の場面から順を追っての小返しやって最後まで辿り着いたので昨日の夜に通し、こちらはもう荒くないので芝居の当たり具合が見えてきた感じ。

役者たちは日々の手応えを呑み屋で口々に確認し合う。
それ以上に、芝居の内容が怖いので、日々追体験をして心がクサクサするせいで、他愛のない酒でほんのちょっと緩める必要があるのだろう。
誰も飲みに行かずで一人帰宅した後の落ち着かなさは、淋しさではなく恐怖の残滓なのだと思う。

笑ってしまうほど虫けら以下の人々の群像劇。
そんなものを必死になって創り上げる我々が、虫けら以下ではないナニモノかであるとは思えない。

芝居をやっていると、日常で心が動かなくなる。
心が疲弊しないよう、必要なときに充分に動かせるよう、ケチるからだ。
芝居の中の出来事にしか心が反応しなくなる。
心が動かない日常はしんどい。
わずかな日常の時間で少しでも人らしくあろうと思うと、つまらない駄々をこねたり、無茶な関わり方をしようとしたり、やたらおセンチになったり、どこか乱暴になっていく。
逃げ出したくて、次のこと、次のこと、と中途な時間の使い方で強引に先の計画を立てたりする。

これまでに、立ち向かい甲斐のある演出に出逢うことはいくつかあったけど、今回の寺十演出は、それとはちょっと違う。
作品との相性とか座組の心地よさとかの色んな背景があって、どれという根拠なのかはわからないけれど、膚に馴染む気がする。
この感覚をきちんと客席にも届けられたらと今日も心を振り絞る。

劇場入りまであと5日。
どうかお足運び戴けますよう。

【昆虫系~改訂版】特設サイト

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  1. 2011/07/20(水) 11:29:34|
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<<初日、完売御礼。

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