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仕事部屋

熟女にして荒野を目指す。

久々にブルーハーツ・ブログを更新、昨日から5日連続で投稿、朝9時更新。

こっちもこの頃すっかりサボってしまっているけど、あっちのブログはもっと放置していて、そもそもがlivedoor携帯小説「ブルーハーツ」との連動で始めたブログだったのを連載が終わっても「オトナの恋バナブログ」にリニューアル、つまりそうそういつもいつも恋バナに浮かれていられるわけじゃない、という現実的な放置。

自分が書いた過去のブログ記事を読み返すと、へえ、と感心することが多い。
なんだ、ちゃんとわかってんじゃん、と。
そんで、わかってたはずなのに、なんでまた同じことやってんのさ、と呆れもするけれど。

こっちのブログは小説のこと芝居のこと日常のことがメインで、読み返すと、最近の自分が如何に色んなことをサボっているかと思い知らされる場合が多く、割としょっちゅう過去記事を読む。

でも、ブルハブログはそのときどきの恋愛沙汰を周囲に特定されないよう暈して書いてたりするので、読み返すのはこっ恥ずかしく、殆ど読み返していなかった。

けどまあ、読み返しました。
そんでやっぱりこっ恥ずかしい思いをしましたが、感心もした。
なんでいちいちこんなに巧く折り合いつけてんだ、と。
どうにも折り合いがつかないのが恋愛のはずなのに、なんだか妙にわかったふうに折り合いがついている。

だから、読めば感心するのだけど、現実を振り返ると、何でまた同じことやってんだと呆れる。
頭の中だけで折り合いをつけているから、そうなってしまうのだとわかる。
気に入って読んでくれている方もいるからがっかりさせてしまいたくはないけれど、やっぱり私は恋愛に対して不正直だなあと反省。

ふいっと誰かを好きになって、関わりたくてあれこれ企むけれどどうにも成果が出ずにいる状況、つまり自分の気持ちばっかり見てるから現実が見えてない。

それでまた、いつか自分が逆の立場で大層困惑したことを思い出したりする。
似たようなことだよなあと思い当たって、その時の私がどれほどその人と関わることを面倒臭がっていたか、どれほどその人にうんざりしていたか、その人が自分の気持ちに正直になって一生懸命にそれを伝えてきてくれるたびどれほど息苦しくて堪らなかったか。
あの時の私が、もしその人に対して特別な気持ちでいたら、そこまでさせずに自分から向き合っていたと思う。

てことは、それが答えじゃん。

いや、最初っから脈無し危篤状態での開き直りだから、見えてたはずの答えなんだけど、そこに視点を定めずに自分の気持ちばかりを見ていた。

ダメですなあ、オトナとして。

うまいこと人生をやってるつもりになっていると、恋愛に拘らずそういうダメさが尽く露呈して、自分自身にがっかりすること度々。
気持ちが萎えるのはモチベーションとか誰かの対応とかじゃなくて、自分に対する失望のせいだったりする。
だから、もうあれこれ騒ぎ立てずに静かにしていようと戒めたりもするのだけど、すぐにこうやってぐずぐずああやってうだうだと言葉を吐き散らしてしまう。
「不器用ですから」の無口も確かに不器用だろうが、理屈先行の言葉頼みってのもやっぱり不器用の一種なんじゃないのか。

私はきっと20代の頃の方が、もっとハードボイルドだったのに、今はそこそこに年取って厚顔無恥とは逆に上っ面が薄く軽くなって、明け透けにべらべらと言葉を並べ立てている。
なんだろう、ブログとかツイッターとか、自分の言葉を簡単に垂れ流せるツールが手元にあって、そこに流し込めば誰かが賛同してくれたり共感してくれたりするからなのか。

そもそも私の言葉は商売道具のはず。
これまでにだって何度も、言葉頼みを反省して犬猫に憧れてたんじゃないのか。
ハードボイルドに育って言葉を信じなかったから、小説を書き始めたんじゃないのか。
言葉にならない隙間んところを信じて、芝居やってたんじゃないのか。
言葉で説明できない形を見つけたから、映画やるんじゃないのか。

恋文一通を最後にして、目指せ、沈思黙考
3度目のハタチに向けてのココロザシ。

ま、ちょっと泣きたい気分だけども。


  1. 2011/08/14(日) 03:16:02|
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