コーチングのバイトとネタまとめと読書とツイッターのぼやきであっという間に夏休みも終わりだなあ。
土曜には新宿で、タイニイアリス&演戯団コリペ(釜山)共同制作による「女中たち」。
蜜陽(ミリャン)夏の演劇祭・居昌(コチャン)演劇フェスティバル参加作品
日韓競演「LES BONNES-女中たち」作=ジャン・ジュネ/篠沢秀夫訳 演出=李潤澤
という触れ込みで、日本語バージョンと日韓バージョンと韓国語バージョンの3組が出演、そのうち日本語バージョンにWSに来てくれていた日下嬢が出演というご縁でご案内戴き、うまく時間ができたのでガンホ会のオッパやらと韓国語バージョン、芝居で感動するときは鳥肌が先でじんわり涙が込み上げるのだけど、今回は違った、鳥肌より先にいきなりがつんと胸の中を掴まれて揺さぶられたような不意の号泣、この作品のために新しく翻訳したという日本語字幕は出ていたが、小さいコヤでの照明の都合あって完全には読み取れない、台詞は全編韓国語なのでわからない、ジュネの戯曲も読んでいない、つまり理解をはなから捨ててかかった先の、真っ直ぐに突き刺さるような何か。
役者の顔しか観てなかったけど、そこにその何かがあったんだろう、女中姉妹のおねーちゃんの女優さんに惚れました、会場では品行方正児童会の初期メンバーである清水勉夫妻、小松杏里氏の奥方モンタ女史、もうご無沙汰過ぎていつぶりだか不明な美加里女史などと遭遇、嫌がるオッパに無理矢理通訳させてイ・ユンテク氏にもご挨拶、興奮のまま一ヶ月ぶりの呑者家で抜け出し合流してくれた日下さんも交えてテンション芝居の話やら、こないだの芝居の報告やら、オッパやミキコちゃんと呑むのも久々だったので、大はしゃぎしてしまったんじゃないか、案の定記憶ないまま帰宅、翌朝の通話履歴やメール履歴を確認して蒼白冷や汗と、これもいつものパターン。
翌日曜にはいそいそ出かけて、まつげサロンに勤務するお友達の店に行ってまつげのエクステモデルにトライ、ただでさえギョロ目で普段はマスカラも殆ど使わないから「怖くならないようにしてください」とお願い、出来上がりはなんだかパチクリした感じで自分ではまだ見慣れない。
が、目の故障でちょうど良く眼鏡仕様、眼鏡かけてるとエクステのぱちくりが目立たなくていい、一週間ほどのコンタクト使用禁止令が出されているので、しばらくはお風呂が不便。
さて過ぎての本日月曜、初めての外部作品に演出助手で参加中の小形くんとこも、ガマさんとこの裏方に駆り出されている勝呂もコヤ入りだったはず、しっかり務めているだろうかと老婆心はあれこれ言いたくなるが今は自分の作業で手一杯、終わってからの報告でまた他人事を笑えるのが楽しみだから言わんでおく。
ほんとにねえ、出張を先延ばしにしたにも拘らず原稿作業の時間が思うように取れず徹夜覚悟の3日前発進、いつもいつももっと早くから作業すればいいのにと思うのだけど、どうしてかネタはまとまっているのに3日前くらいにならないと書き出せない、以前はそれでも間に合った、今は作業時の体力が追いつかず、一晩徹夜しただけで目・頚・腰の痛みがひどい、今朝の私はまず整体でごりごりと全身を解してもらい、夕方に眼科でコンタクトの付けっぱなしで眼球に傷がついていると診断され目薬二種が処方、肝心の作業は夕方帰宅してからの開始でぐずぐずのろのろ、やっぱりパワー落ちてるなあと実感、ワードの不調もあるのでほんとにトロトロ作業。
親友のお家事情も多少落ち着いた様子と連絡あって、身の回りの気がかりは少しずつ解けてきたのに、いざとなると自分が動けない、まずは体力、それから精神力、この〆切を越えたら出張して黒い原稿、終わったらほんの出だしで止まっている長編作業を年内に進めたい、その合間に来年の芝居の企画と親友と共にこそこそ進めている謀略実務も引き続き、年明けには芝居のホンの書き下しに入ることになりそうだし、その頃には謀略実務がどれだけ進捗しているだろう、などなど先の仕事のことばかり頭にあって今の作業が気もそぞろなんて、運動会のお知らせに浮かれて眠れずに当日の出番で走れない子どもみたいだ。
このところ持病の悪化を自覚していたのだけど、こっちは一度病院に行くとなかなか帰してもらえないことがわかっているので行くタイミングが見つからない、ひとまずは短編原稿書き上げて、取材と観劇と試写&打ち上げをこなさないと一息つくこともままならない、一息ついたら出張があって…とまた先のことで頭がぐるぐる、一日にいくつもの用事をするのと、先の予定が決まっているのが本当に苦手、といってしなければならないことがあるのにいつそれができるのか未定のままというのはもっと苦手、つまるところ規則正しい生活をして、仕事の時間をきちんと区切るとか、曜日を決めてすべきことを振り分けるとか、某かの工夫をすべきなのだろうけれど、これまた決まったことをきちんとやるのが何より苦手、身の置き所がね、なんだか見つからんのですよ最近、立ち位置ってやつですな、日常も芝居の稽古みたいになってきたのか、いや、芝居のときにはさくっと立ち位置決めてかかれるし狙うこともできるんだけど、日常はそうもいかなくて、あっちでもないこっちでもない、ここじゃ誰かの邪魔になる、あっちじゃ自分が不自由だと立ち位置を探ったままウロウロしてしまっている感じ、初めてワークショップに参加して舞台の上に立った人みたいな状況なわけです、まあね、ある意味自分にとって初舞台な気持ちだからかね、芝居やるときに視る悪夢をリアルで体験しているみたいな落ち着かなさ、立ち位置や動線を振ってくれる演出家がいればなあ、芝居のときは言うこと聞かなくても日常では素直に従うのになあ。
- 2011/08/30(火) 04:26:54|
- 雑感
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前川麻子さま
先日はお忙しい中、お越しいただき本当にありがとうございました。
ブログに公演のことを書いてくださりありがとうございます。
実は大変申し訳ないのですが、ひとつだけ内容の訂正をさせていただきたく、コメント投稿いたします。
‘この作品のために新しく翻訳したという日本語字幕’
と紹介してくださった箇所ですが、実際は‘翻訳した’のではなく、
‘字幕は日本語上演台本(篠沢秀夫訳)に基づき構成’
というのが正確なところです。
私の説明不足の為、経緯をきちんとお伝え出来ずこのように訂正をお願いすることになり、誠に申し訳ありません。
この場をお借りして、お詫び申し上げます。
日下範子
- 2011/09/04(日) 22:41:23 |
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- 日下範子 #-
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ご丁寧な補足と訂正をありがとうございました。
誤った記述で大変失礼致しました。
「日本語上演台本に基づき」というのは「既存の上演台本に基づき」もしくは「出版されている日本語版戯曲」ということなのでしょうか?
またお会いしたときに詳細教えてください!
- 2011/09/10(土) 14:09:38 |
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- まえかわ #-
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