今日も上機嫌の起床、お願いしていた「あらすじ」届いたので「タイトル」と合わせてプロデューサーに送信、来年の話より再来年の話が先に進んでいるのはホンが出来上がっているせい、一人名画座で「スルタンの象と少女」「巨人の神話」、不意にジウンから「身体一つで来い」とサムギョプサルのお誘い戴いて小躍り。
夕方に岩田くんと東中野で落ち合って調整してもらったPowerbookG4を引き取る、これで久々の長編体勢が整えられるはず、Powerbook重いので一旦帰宅してから赤坂でジウンと友人Y君に合流、「身体一つで来い」だからどんな勝負かと思ったが「オンニ、たまには甘えてください」に言葉通りがっつり甘えて二軒目まで御馳走になり健全な時間に帰宅。
引き続きの一人名画座では「THE TRUTH ABOUT CATS AND DOGS~好きと言えなくて」、ツイッター上でこの映画のユマ・サーマンが好きだと呟いたら意外なことに鵺的・高木氏が食いついてきたのでしばしユマ・サーマンの代表作を並べ立て合い、最終的にはダイレクトメッセージでひそひそ密談、高木さんとは最近このパターンが多い。
呑み屋で大勢で盛り上がって意気投合してそのまま抜け出してサシ飲みしてまた戻ってくるみたいな、ツイッターのこういう使い方って便利だなあ、同時刻にゴールデン街で飲んでいる知人ら数人とツイッター上でやり取りもできるわけで、そうなると一人で呑み屋数軒を掛け持ちするような感じでなかなかに忙しい、悪評高い「~なう」というツブヤキも現状を共有している人がどんな言葉でそれを現すのかという面白さがあって愉しめる。
但し、酔っぱらったときのツイッターは怖い、翌朝に自分のツブヤキを確認すると尤もらしい言葉で意味不明のことを投稿していたりする、しかもそれがリツイートされていたりするともっと怖い、酔っ払い電話や酔っ払いメールは被害のあった人にだけ謝ればなんとかなることが多いけど、ツイッターはあっという間に拡散するからなあ。
ツイッター上のフォロワーで実際に面識のある人は3分の1くらいか、よって呟くそれは近しい人に対しての透過度6割くらいを狙っているのだけど、誰もコメントつけてなくても案外と皆「あ、なんかその話、ツブヤキでみた」とかいって既にこっそり削除したツブヤキまで覚えていたりして、ますます酔っ払いツイートが怖くなる。
よくよく考えればインターネット上で透過度6割って全裸みたいなもんだなあ、といって長年それを売りにしているもんだから今更どうにも加減出来ない部分でもある、「公開恋愛」はもうできないけど、ブログに書いたことに直接の反応があるとなかなかに戸惑う、昔からそうだけれど、こればっかりはやっぱりどうにも慣れない。
そもそもさほど親しいわけでもない人に「今、好きな人いるんですね」とかって言われるとびっくりする、「忙しい方なんですか」とかって、そんな話いつしたっけと驚いてしまう、それが仕事のことに絡めば尚更、口説けるつもりで下心の上に仕事をぶら下げられるのは慣れてるし、こちらもそこに乗っかってるんだからちっとも構わないけれど、ブログ読んで勝手に傷心して一方的に仕事を切られたりするのは遣る瀬ない、いやまあ下心を承知でそこに甘えて仕事してるこっちが悪いんだけれども。
技術だのなんだのより先に「その人がどんなものを持っているか」が使われるこういう仕事の場合、下心ありきは当然と思うところもあるし、そこに便乗して「こいつにこういうことやらせてみたらどうだろう」を待っているわけだからそりゃアピールだってするさ、「ヤレそうな女」と「一緒に仕事がヤレそうな女」のどこが違うんだ、どうせ新しい愛人くらいのつもりで仕事振ってるんじゃないのか、そういうふうにしかやれない仕事だし実際。
お互いにプロであれば下心承知で話を振って乗っかっても、結果、モノが良ければそれでいいじゃないかと思う、結果出す前に口説き疲れるとか見込みなくて諦めついでに仕事ごと切るとか、あんまりにもナイーブもしくはマッチョ過ぎてやってられない、そういうやり方しかできないならもっと図太くやってくれないもんか、そんなふうに仕事切られるよりいっそ無理矢理犯される方がまだあれこれに諦めがつく、というのは暴言としても。
けどこれ、異性の仕事相手だけじゃなかったりする、同性にも支配欲なのか同業他者への嫉妬なのか性質の傲慢なのか同性でありながらの異性的なそういうあれなのか、似たような感覚の人がいるから恐ろしい、同性に信頼を置いてうっかりあれこれを開いた途端にぴしゃりと閉ざされたことも数度ある、20人に1人くらい、ごくごくたまに運悪くそういう人と出会して「あら?またやっちゃった?」と愕然とするのだ。
もちろん、こちらにもそれなりの反省はある、結局そういうところでしか仕事が拾えないんだなあとか、仕事の本質はまるで評価されていなかったんだなあとか、そのたびに調子に乗ってた自分を嫌悪してひどく落ち込むし、それだけの自分と思うといちいちシンドイ、頭が真っ白になって立ち上がれない、まいっか、さ、次行こうとはやっぱり思えない、どっちもなんにも悪いことしてないのになんだかその先はちょっと気まずくなるのも無益で、つまらない。
けど、行くしかないわけで。
次がなくても、ひとまずは。
先へ、他のどこかへ、ここじゃないどこかへ。
そういう仕事じゃんと言われれば、それまでだ。
その通りだけれども、愚痴くらい、ほら、透過度6割だし。
あーあ、我慢してたのに書いちゃった。
つまらん話、ごめんなさい。
- 2011/10/03(月) 02:49:17|
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