渋谷ユーロスペースで11/19から2週間限定レイトショー公開の短編映画プログラム「NO NAME FILMS」、大雑把に言うと傑作2/凡作2/秀作6の10作品、すべて15分の短編で公開時にはAプログラムとBプログラム5本ずつの上映になるそう、どの作品も全部同じ製作費だと聞いたけど、短編だからってワンアイディアで乗り切ろうとしてるのはおしなべてモノ足らず、物語の構成に頼れない分、役者の魅力が大きな柱になるんだろう、センスと丁寧さがくっきり作品の出来になる、個人的な好みでの傑作2はAプログラムの「ニューキッズオンザゲリラ」とBプログラムの「ふたつのウーテル」。
「金星」は【才能の発掘ではなく、自分の腕で食っていく覚悟の確立を狙う】トリウッドスタジオプロジェクト作品、「NO NAME FILMS」はUNI JAPAN人材育成プロジェクト作品、自主製作作品にも素晴らしい輝きはたくさんあるけれど、この手の作品はお金を使える強みがまんま反映されるから観客には間口があっていい、金出すからやってみろというプロジェクトは観客にも作り手にも有益かつ有意義な試みだと思う、幸運を乗りこなしてこの先どう打って出るか、答えがすぐに出ないことをやる人がいると思うと心強いじゃないか。