まあこの1週間くよくよくよくよとし続けて今も思い出せば落ち込むし、これはもう一生思い返してくよくよするべきことなんだと開き直りつつもあるけれど、くよくよすることの何がよろしくないかというと新しいことを何もしたくなくなってしまうわけで、もう全部投げ捨てて海外に移住したいとか、そんなことばかり考えてしまう。
日曜に劇団ダミアンの公演「説教強盗」初日、昆虫系で一緒だった宮島健さまとテツタが出ていたので浅草の赤提灯で一杯ひっかけてからアサヒアートスクエア、大昔に某プロデュース公演で「説教強盗」をやる企画があり途中まで参加していたのだけど出演しなかった因縁の戯曲だけどやっぱり面白かった、構えなく活き活きのびのびの宮島さん、迫力の辻親八さんらオッサン達のテンション芝居とアンダー40の俳優たちのテンション芝居は質が違う、その幅が丸々飲み込めるのはホンの器なんだろうな、女優のアレンジも成功、着目の赤澤ムック嬢と宴席でお話できてうひょうひょ、終電にて帰宅。
火曜、寺十さんが演出している北村想の新作書き下し「
悪夢くん」稽古場に稽古場の下見を兼ねてお邪魔、若手の役者が奮闘する様に内省モード、中原さんと終電に駆け込んで帰宅。
水曜、頑張って早起きして渋谷ユーロスペースでようやくの「
サウダーヂ」、野口くんチャーミング、川瀬陽太の居方がいい、ラスト近くの花道アーケード横移動の画に拍手したくなった、土方の穴掘りの話なのにスケールがデカイ、タイトルのひねりも好きだった、映画と演劇の同時代性に役者は何を学べば生き残れるのかなどなどを連れと零し合って朝飯代わりの焼酎流し込んで解散、2丁目に移動して上京した小形くんと合流、ほんの2週間ぶりに仕事で再上京した途端財布を落として「トーキョーは怖い」、打ち合わせることあったはずなんだけどそっちのけで日常的なあれこれの報告、早々電車で戻ったが飲み足らず近所の居酒屋に立ち寄ってアケミちゃんと呼ばれている早苗ちゃん呼び出してサウダーヂの話、閉店で追い出されて帰宅。
居酒屋でアケミちゃん待ってるときに「ツイッター見たから」とぶらり陽平が現れて板チョコ2枚置いて帰ってった、自分勝手に落ち込みを喚き散らす私を健気に心配してくれる若い人たちがいて、そりゃもうワークショップの皆さんや友人たちは「またか」と思いながらでも優しく見守ってくれている、温かい、有り難い、情けない。
凹んだり疲れたりの波の中、ああもう無理だ限界だと思う瞬間を掬い取って際ゝのところで守られる感じ、それほどタフじゃねえよと泣き言ぶつけたくなるときもあるけれど、といってぽろり嫌みの一つでも零せば自分ですぐに嫌んなって八つ当たりを謝ってみたり、そういうやり取りが少しずつ重なって、なんかこういう加減が出来上がっていくんだなあとも思う、束の間、瀬戸際、大事な時間を分けてもらえることにゆるり解けて、自分の脚で立つこと、そこにいることを思い出す、「ありがとう」に「こちらこそ」と返されるその時間がもう随分と積もっていることに、今更気づく。
さて、何から取り戻そう。
- 2011/11/10(木) 14:39:14|
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