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仕事部屋

いつか辿り着く。

第一回準備会に代役で客演参加してくれた瀧下くんが出演する劇団S.W.A.Tを観に花冷えの下北沢「劇」小劇場、素晴らしい完成度と安定感で驚嘆、熟練の妙、なんたって第45回公演。

観ている間、私は何を捨ててきたんだろうと考えていた。
そうしたら涙が溢れてきて、止まらなくなった。
終演後、タッキーに挨拶してからとぼとぼ珈琲を飲みに行ったけど、珈琲を飲み終わるまでずっと涙が次から次へと溢れてきて、ずっと止まらなかった。

そこには、20年前に私が捨ててきたものが、前よりずっと力強くキラキラしてて、それが愛おしくて懐かしくて切なくて、憧れるような気持ちになって、私はそれをいらなくて捨てたんじゃなかったんだなあ、なんて思ったし、もう取り戻せないのだから、先に進まなくちゃなあ、などとも思った。

折しも、twitterでは7月企画のキャスティングが公表され、いくつかの反応が上がっていて、勇んでコメントをつけながら、ずいぶん遠いところに来てしまったんだなあと思った。

一緒に観たかった人の顔がいくつも浮かんだ。
きっと、今その顔が目の前にあったら、抱きついてわんわん泣き出してしまう。

泣いてしまうから思い出さないようにして来週の撮影の為にちょこっと買い物しての帰路で7月企画のプロデューサーからキャスティング相談のメールをやり取り、そうだ、先に進まなくちゃ、振り返って懐かしんでる場合じゃないんだからと思うのだけれど、やはり胸が痛む、亡くした犬を思い出して嗚咽を上げるのと同じ痛みで、今も泣いている。

劇団S.W.A.T


だがセンチに浸る暇もない、明日は7月企画のキャスティング面接、明後日は愛没のクランクイン、アップしたら準備会、翌週にはワークショップ
やっぱり遠く遠くへ走るしかないのだ。

愛仮ブログに『前川麻子へのメールインタビュー(1)(2)』『第一回準備会レポート(稽古編)(ご感想編)』アップしています。現在、5月に予定している第三回準備会までお申し込みができます。先着20名さま限定。

朝日カルチャーセンター主催の『プロ作家が教える小説講座 ベーシック編』4月からの新規受講お申し込みを受け付けています。学期途中からの受講もできます。

「モグラ町1丁目7番地」「台所純情」の楽曲を担当してくれた熊坂義人率いる【大福】がアナログ盤レコード『輝ける毎日』を作りました。
私も『輝ける毎日』レコ発ライブに出演します。
大福:contrabass 熊坂義人,accordion・piano スパン子,alt sax バッキー,accordion オラン,
bandneon 大久保かおり,guitar 小沢あき,asako maekawa 前川麻子,舞踏 安田理英
19:00open 20:00start
carge:前売り3500yen,当日 4000yen
5/10 渋谷・SARAVAH東京


私は一体どこに辿り着くんだろう。
辿り着くんだろうか。





  1. 2012/04/07(土) 19:11:52|
  2. 雑感
  3. | trackback:0
  4. | comment:0
<<3分の1の実感。

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