彼女について知ることのすべて原作・佐藤正午
監督・井土紀州
笹峯愛とか長宗我部陽子とか赤澤ムックとか。
井土さんが撮る女はみんな恐ろしくて美しい。
井土映画の中の女たちは、どんなに非道なことをやらかしても、女であるというだけで赦されている気がする。
その一方で、男たちはいつだって右往左往だ。何を企んでも女にひっくり返される。
心底参ったという顔をするのに、自分を痛い目に遭わせた女を、まだどこかで求めてる。
男らしいなあ。
女を追い求めるのが男だよなあ。
井土さんカッコイイなあ。
2019.5.19より
ユーロスペースにてレイトショー公開。
ユーロスペースでは、べべさんの「
白い指の戯れ」も上映されるんだなあ。
しかも、曽根中生監督が登壇する日もあるらしい。
映画への憧れは今も強い。関われることは素晴らしい体験だ。
木村文洋が撮った「愛のゆくえ(没)」は、芝居とまったく同じに「愛のゆくえ(仮)」というタイトルにすることになった。
この連休も、彼らは公開目指して編集中のはず。
WSの平野敬子がスチールを撮ってくれた。






スチールと本編に映っているものは違うけれど、好きだと思える自分の顔がこうして残っていることは嬉しい。
舞台の芝居をやるときには、楽屋の鏡前で自分の顔をしげしげ視て、ちゃんと好きになってから、舞台に上がる。
自分で好きになれない顔を人様に見せるのは忍びないじゃないか。
木村組の女優をやるのは楽しかった。
この映画では、ちゃんと女の顔をしてるんじゃないかしら。
- 2012/05/02(水) 01:32:44|
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