抱き合える確かな手応えだけが本当は何よりも実際で、確かめたくなる「あなたの気持ち」だの「わたしの気持ち」だのはその実どこにも形作れないじゃないか、時間の中の身体、存在をそこに置くということでの実証、次々暴かれる日常では手応えなどないあやふやなものが心地よくて美しい、それも一つの真実だけれど、そんなものは日々の生々しさの中でたちまちに霞んで散っていく、ただ匂いだけを残して、記憶に漂い続ける、いつかは懐かしむと知っていても今の日々で抱き合える身体が必要なんだろう、あなたを確かめたいのではなくて、きっとわたしを確かめたい、わたしを確かめてくれる誰かが欲しいのだ、抱きしめられていないと自分の身体がそこにあることさえ忘れてしまうから。
「
彼女について知ることのすべて」公開を終えたら差し代わるように早速の新作が公開の井土紀州監督。
ふたりのシーズン 6/2~15 連日21時からポレポレ東中野職人だなあ、軽妙なんて言葉、井土映画の感想で浮かぶとは思わなかった、役者の質の違いなのだろうけれど、成長したサッカー少年に作り手の愛、大事な仕事だったんだなあ、カズさんはこれを撮った直後に「愛仮」を撮ったのだけど、視線同じだなと感じた、エロい画も撮れるじゃないか、しかも上質な。
日々を、しっかりと掴みたければ、恋など捨ててしまえ。
- 2012/05/31(木) 22:54:10|
- 雑感
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ご無沙汰していますー
ブログ久々に拝見しました。お店の描写が細かくて行った気になれますw
twitterはこのページのサイドバーでも表示しているのだけど、携帯からだと見られないのですね。
また覗きにきてください :)
- 2012/06/03(日) 20:08:53 |
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