仕事部屋

特快稽古。

「コルセット」稽古に入って二日間、順調どころか特快で進行中、これが技術というものなのかと惚れ惚れさせられる役者たち、稽古場は考えるところじゃないと充分承知の皆さんはどれほど複雑な要求をしてもすぐに返してくれる、稽古入り2日目でホン持っての立ちに入り、書き直す宣言した後半の部分を除いた全体の段取りが一日でついた、しかもちゃっかり50分に1度の10分休憩と30分の夕飯休憩も入れて30分早く終わるという快調ぶりにはスタッフも唖然。

みんな台本がっつり読み込んでて解釈に迷いがない、解釈が必要なほど難しいホンは書いていないのだけど、飲み込みが早くて演出が要求する本質を瞬時に掴んでくれるのでホンからの立ち上がりが異常に早いのだ、2日目の稽古時間の後半では皆少しずつホンを見ずに動いていた、台詞を入れるのが早いってのは何にも勝る、この調子だともう1週間も稽古すれば出来上がってしまうだろう。

尤も、お芝居ってのは出来上がってからが勝負みたいなもので、出来上がったものを壊し、また組み立てては壊すことをどれだけ繰り返せるかで厚みが増すものだと思う、何しろまだ松永さんがナイロンのツアー中で不在、代打に皆戸麻衣さんが立ってくれていたのだけどこれがまた松永不在を感じさせない出来映えで、なるほどアンダーとはこうあるべきな完璧さで一同感嘆。

これで松永さん入ったらどんなことになるんだろうと休み明けが楽しみ、その前にホンを直すべきか、松永さんの稽古見てから直すべきか未だ迷っているところ、これまでにも書いたことが難し過ぎて稽古に入ってからこりゃこのホンじゃ無理だなと判断して直すことは多けれど、稽古に入ってホンをグレードアップしなくちゃと焦ったのは初めてかもしれない。

こないだ、不思議なことがあった、一時的にもの凄く悲観して今にも泣き出しそうな状態だったとき、すうっと、ほんとにすうっと、注射でも打たれたかのように一瞬にして考えが変わった、自分の力ではない何かにひょいと摘まみ上げられて「ちがう、コッチ」と動かされたみたいだった、きっと誰かの想いが届いたんだ、護られたんだなあなどと。

来週は木村組愛仮の初号試写、井土監督「ふたりのシーズン」のアフタートーク出演とあってバタバタ、稽古が詰まってくると他のこと何もできなくなるけど今回は愛仮の情宣準備も進んでいる、ぼやっと一日寝たり起きたりできるのは最初の稽古休みだった今日だけだったのかもしれない、映画でも観に出かけたいと思ってたんだけど、稽古に入るとやっぱり難しい。


  1. 2012/06/03(日) 21:29:04|
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