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仕事部屋

隅っこの光。

当日パンフを折るという重大な任務を果たしたtsumazuki no ishiスズナリ公演「HEAVEN ELEVEN OF THE DEAD」、木曜初日と金曜ソワレを拝見、空間と時間に役者の身体が馴染んだ途端にエピソードがぐっと立ち上がる、息を呑まされるその瞬間が観られた、朝がこない話なのに小さなコンビニに行き場のない朝の光がコンビニの片隅にいつまでも閉じ込められていて生き物みたいに踞っていた、昨年からのtumazuki3本観るうちスエさんの死生観がじわじわ沁みてきた気がする、名古屋⇄東京の距離がああいうシニカルな視点を産むのかもしれない、「らしさ」を足場にのびのびと芝居を組み立てていけるのが劇団スタイルの魅力、今回は力みのない良い加減だったと思う、みんなもういいトシなんだからやりたいことだけゆっくりやってけばいい、型のない強みだってある、躓いてひっくり返ったまんまに見上げた青空の、底抜けの蒼さに、起き上がることを忘れて大の字でぽかんとする、ツマズキを観た後はそんな気分になる。

17日までスズナリ。

  1. 2012/09/15(土) 13:10:05|
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<<大発展。

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