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仕事部屋

ずっとお城に住んでいる。

私がセーラー服の中学生だった頃、同級生の大人しい男の子たち数人、鉄道だか写真だか他にも何だかの部活動をやっていたんだろうけど、休み時間に教室の隅っこで彼らがひそひそ何やらの趣味の話をしてるのがなんだか愉しそうで、よく割り込んだっけ。

たまに帰りの電車で一緒になって、駅の立ち食いソバでも食べて行こうよと誘っても彼らはモジモジと逡巡して「やっぱ俺たちやめとくわ」みたいな、3センチの冒険ができない、育ちのいい、ココロ優しい男の子たち。

Mrs.fictionsの企みにはそういうモジモジ感があって、いつもどっかショボくて、本気でやってるようには思えないんだけども、なかなかどうして彼らそれが必死の目一杯で、命かけたり人生かけたりするの怖いしそもそも無理だしお母さんに申し訳ないしみたいな、決して冷めてるわけじゃなく、極めて現実的な感覚での本気さ加減でやってるんだと、私は思ってる。

でもさあ、その感覚でまだまだもっとやれることあるよね、とも思ってる。

だって誰も蕎麦屋になれって言ってるわけじゃないしさ、彼らが高架下の立ち食いソバに初めて足を踏み入れる瞬間も見たいし、普通のサラリーマンになってやっぱり立ち食いソバのカウンターにしょぼしょぼ背中並べてるのも見たいじゃん。

中嶋が50になったとき、どんな芝居書くんだろう。
観たいな、と思う。


  1. 2013/10/16(水) 05:08:59|
  2. 雑感
  3. | trackback:0
  4. | comment:1
<<ウシナウヲエル。

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突然のコメント、お許しください

拝啓

秋冷の候、寒い日が続いております。いかがお過ごしでしょうか。
『これを読んだら連絡をください』拝見しました
本日、ご連絡いたします。

敬具
  1. 2013/10/20(日) 23:30:34 |
  2. URL |
  3. 大輔 #mQop/nM.
  4. [ edit]

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