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仕事部屋

ブルハの原稿、一日待ってもらっていたのに夜も書けず朝も書けず、自棄になって梅酒のぐい呑みしたら朝方から続いていた寒気が悪化したので不貞寝、のつもりが眠れずに意味なくしくしく泣き寝入り、午後遅くにボーイフレンドから慰めと励ましの電話を貰い、急速に気力が回復してようやく作業開始したところ、いつもより早くに書き終わる。
続けて明日戻しを予定していた文庫版「パレット」のゲラ作業、明日の昼ぎりぎりかなーと踏んでじっくり取り組んだのだが、これも意外にさくさく進んで、朝方に終了。
どうやら、久々にどん底まで落ちていた鬱状態からは完全に回復して、やたらと興奮気味の躁状態に突入したらしい。

こないだ旅先で「すきもの」のゲラやったときにも再読が面白く感動したが、「パレット」も大変に面白い。両方とも6月に文庫版で刊行予定、「すきもの」は講談社文庫で解説が安部譲二さん、「パレット」は光文社文庫で解説が亀和田武さん。どちらも素晴らしい人選で、解説文は猛烈に楽しみ。
ピュアフル文庫でやったアンソロジーのシリーズも、書き足して一冊にまとまるし、ブルハ一期も書籍化の準備中、ぼちぼちヤバい感じだったお仕事が、こうしてまた紡がれていく幸福。

いやー、暇つぶしの手習いに書いた小説でデビューして、こんなにたくさん小説を書くなんてまったく想像していなかった。もとより書くことには苦がないから続けることには不安がなかったけれど、果たしてあたしの書くものが小説として通用するのか、仕事として注文があるのかという不安は常々あったわけで、ここまで書き続けられるとは思っていなかった。
毎年毎年、いやもうそりゃ毎月毎月、いつ仕事がなくなるかと先の見えない不安に追われながらやってきているわけだが、今はまだどこかに拾ってくれる編集者がおり、お金を払って本を買ってくれる人がおり、書いたものを読んでくれる読者がおり、凹んだら励ましてくれる恋人がおり、徹夜作業の傍らで夜食を作ってくれる夫がおり、バイト代で夕飯を奢ってくれる娘がおり、躁鬱を忙しなく右往左往しながらもまだもうちょっと書けそうなあたしがおり、なんだか世界はバラ色ですな。あと、欲を言えば印税の前借りをせずに生活できるようになりたいです。

ともあれ、しんどかった鬱から回復して晴れやかな気分。外はしとしと雨なのに。そういえば、足のギプスも今日からはサポーターにした。

それから、永らく忘れていたのだが、あたしは鶴見辰悟が大好きだ。顔も芝居も。
そして、今日初めて、実は香川照之が尚大好きだと気が付いた。
これは、いつの間にかなのです。
だって、香川照之って、なんだか控えめな存在感の人だと思うのだけど、映画観てもいつも出てるってあんまり意識しないで観終わっちゃうっていうか、観ている最中に特別「すてきー」とかって思わないままだったのに、今日、ふっと気が付いたら、好きになってたわけで、そういうじわじわ染みてくる存在感とか、気づかないうちに絡めとられるような魅力とかって、なんだか変だし、すごいことだなあとも思う。好き勝手を言えば、「いつか愛になるなら」を映画化して編集者の役をお願いしたい。「愛という」を映画化してコンビニの店長の役もやってもらおう。てか恥も外聞もない贅沢を言えば、もの凄く共演したい。キャラメルの二人芝居とかで 笑
いや、ワーニャおじさんとかもいいな。やりませんか、鴎座。

さあ、躁状態でふつふつとラリってきたので、絶好調のまま、寝る。
  1. 2007/04/25(水) 06:05:42|
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