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仕事部屋

やらかした。

3日ほど続けて1〜2時間仮眠で夜勤しながらの原稿作業で予定に1日早く龍昇企画「平成駅前旅館」の台本を脱稿、そのまま夜勤に行って寝ずに高校生らを集めて決起集会@シェーキーズ、ひとりがぶがぶ飲み倒して解散後、自転車を押した見知らぬおじさんにつきまとわれ、適当にあしらいながら徒歩で家に向かっていたが、途中で抱きつかれたり強引に手を引かれて連れ込まれそうになったりしたので無理矢理に振り切ってほうほうのていで家に着いて気が付くと、手荷物の一切がない。

酩酊の朧な記憶で「荷物持ってあげるよ」とチラシ200枚の入ったリュックを奪われたような気もするが不確かなので、ひとまず自他問わずの酔っぱらい救済措置として常備してあるスペアキーで家に入り、iPhoneを探すモードでリュックの中のiPadminiを呼び出すも応答がない、リュックには鍵だの財布だの名刺だの身元のわかるもの一切が入っている、マズいなあと思いながらひとまず眠って、カード類の停止連絡だけ済ませたがショック状態で他のことに頭が回らない、その日夕方から「(仮)の事情」が稽古入り。

1日置いての昨日、近所の交番に遺失物届けを出しに行ったらその場で問い合わせてくれ、該当のリュックは四谷署に保管されていると判明、タクシーすっ飛ばして四谷署、四谷近辺の路上に捨てられているのを届けてくれた人がいたらしい、現金だけは小銭までちょっきり抜かれてごちゃごちゃに漁られていたが中身はひと通り揃っていた、ご丁寧にiPadminiのWifiが切られ電源も落とされていたが、見ればうちのすぐ近くで朝の8時台に電波をキャッチしている、あのおじさんが持ち去って荷物を漁った後、自転車でわざわざ遠くまで行き捨てたということなのか、家の場所もわかっていて鍵もあるのに忍び込まれることも押し入られることもなく無事だった、鍵には父の形見のキーホルダーがついていた、護られたんだなあと思う。

稽古場では読み合わせと細かな解釈稽古が進んでいる、不条理系の戯曲なので生理や心情だけでは組立たないのだが、佃さんの「カミさんのとこに帰ってく男にコノヤローとか行かないでとかって思うじゃない?」という誘導的な質問にも「思いません」としか答えられない感情障害がネック、しかしないもんはないんだからしょうがない、そういう感情のない人物を理屈で組み立てようとするとかなり難しいだろうけど、そのまんまで立ち上がってしまうそれでどこまで戯曲を成立させられるのか不安ではあるが、話がそっちばかりに転ばないのがこの戯曲のいいところ、佃さんは「定とちんこの純愛」と言った、俺を愛せなくとも俺のちんこは愛せるだろ、というのは男性らしいファンタジーだと思う、やはり定は男性にとって「踏み込むのが恐ろしい性の深淵」なのか、女性にとっては「恋愛にウブで夢見がちな少女」なのだけど。

トテモオモシロイオシバイニナルヨ
ゴヨヤククダサイ


クラウド・ファンディングは残り18日、10万2千円が期待値の限界か、どうかご支援いただけますよう。
【Motion Gallery (仮)の事情プロジェクト】

しょぼしょぼした中年たちをヤングたちのキラキラした視線が取り囲む稽古場は、なかなかにシュール、いい年した大人がいつまでもやらかしてちゃいかんな。


IMG_2425.jpg
佃さんとジョー。




  1. 2015/08/18(火) 12:32:14|
  2. 雑感
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<<憎しみのゆくえ(仮)。

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