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仕事部屋

なしくずされないもの。

試写にて山崎樹一郎監督「新しき民」、岡山でトマト農家をやっている監督と映画を作るため、木村文洋監督「へばの」の桑原プロデューサーが岡山に移住して、地元の人たちと作り上げた「地産」映画、前作「ひかりのおと」は牛だった、今回は百姓一揆を扱ったモダーン時代劇、風景も人々も「ははあ、なるほど」の密着感、物語が意見に収束されるのは好みじゃないけれど、それでも圧巻のエンドタイトルで赦せてしまう、本編より、というと褒めていないようだけど、本編よりエンドタイトルこそが「映画」になっていて、物語なのだった。

「新しき民」東京公開は12月5日から、渋谷ユーロスペース。

陽の光りの下で、闇に映すものを夢想し続ける山崎くんは、こいつ面白い人生やっとるなあと眩しい。
生み出すことの真摯さが胸を衝く。
映画でも演劇でも意見にがっかりさせられてしまうのは、そこにある物語のもっと遠くが観たいからだ。

桑ちゃんはまた10年やれる財産を作った。
さて、文洋はどうするよ、などとまたニヤニヤ待つ。


  1. 2015/11/18(水) 19:05:57|
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<<初日開きました。

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