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仕事部屋

普通の一日。

朝から黙々と仕事。
途中、数件の打ち合わせをメールでやり取り。
出社してんの?と思ったら一応は平日だったんですね。カレンダー通りのお仕事、お疲れさま。

カレンダーのない仕事って、やっぱりしんどい。
天気のいい日はサボれて幸せと思うけど、気分が落ち込んで書き出せない日はむやみに焦る。
もう何年、克服すべく取り組んではしくじって諦めてきたんだろ。
また取組中で、この数日は順調なのだけど、はてさて。

実は、猛然と仕事モードになっている。
こないだまで面倒だった芝居の準備も、秘密計画も、長篇の案も、短編作業も、全部いっぺんに動かす勢いだ。仕事がちゃっちゃと片付いていくのは快感に違いないのだが、仕事モードのときの欠点は、他人の繊細な部分に目が届かなくなることで、多分、回転数がおかしくなってるんだろう。

ついさっきも、ほんとにうっかり仲良し君をぐっさり刺し殺してしまった。
すいません、すいません。あなたのせいじゃないんです。あたしの物言いが乱暴だったんです。
あなたのこと、全然嫌いじゃありませんから、安心してください。
むしろ好きですから。ほんとに。

こんなふうに物事を全部「ハイ次、ハイ次」と調子こいて捌いていると、必ずや大きな穴があるわけで、そういうのって全部片付いてほっと気が抜けた頃にようやく気づいたりして、そのときにはもうたくさんのことがその穴からこぼれ落ちていて、二度と掬い上げられないものだったりして、ほんとうに怖い。

怖いのだが、もう上がりきったトルクは、落とせないんだなあ。
教習所でもよく四速のまんまクランク抜けて呆れられてた。
思えばあたしは、いつもそんなふうに、穴の空いたタンクからどばどば色んなものを零しながらやたらにぐるぐる走り回ってるんだろう。空っぽになるか、パンクするかしないと、停まれない。
そんで、いっつも体が宙に放り出されるんだ。

深刻な夫婦会議も思い出したようにひっそりと続いている。
大きな変化を緩やかに始めようとするとき特有の緊張感が、今日は少し感じられたりもして。
いつもならそういう緊張感にしんどくなるのだが、ならない。

ボーイフレンドは不穏だし、今のあたしは無神経すぎて、とてもじゃないが怖くて近寄れない。
半径1メートル以内に近づかれたら、ズタズタに切り裂いてしまいそうだ。
始めから結論は一つだし、これもこないだまで考えただけでものすごくしんどかったのに、もうしんどくない。

不意に訪れた平常心+むやみな馬力+心の真ん中の空虚感。
すごく普通な感じがするのだけど、やっぱり何か普通じゃないような気もする。
ただ、自分がとても疲れていると思う。
なんだか明日にも死んでしまいそうだ。でなければ明後日には誰かの喉を掻っ切ってそう。
実のところ、あたしはもう、なんにもいらないんじゃないかと思う。
あたしはなんにもいらないや。

あたしの言葉を「宝物」と言ってくれたヒトの、そう言ってくれたそのヒトの言葉を、何度も何度も思い返して涙している。同じ言葉なのに、届くヒトと届かないヒトがいるのはどうしてなんだろう。
あたしは答えを知っている。
必要としているヒトにしか届かないんだよね、言葉って。結びついているつもりでも、言葉が届かなくなったら、もうそこには何もないんだよね、きっと。

誰にも何も言えないのってこういう気分なんだなーと、そういうことを今更知るのはちょっと淋しいことだけれど。
まあ、それもいいかなと思う。
きっと、このところ、はしゃぎ過ぎていたんだろう。
  1. 2007/05/03(木) 04:27:48|
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