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仕事部屋

犬と暮らす。

通販で購入した犬グッズに付録していた小冊子の記事に「犬の十戒」が引用されていて、初めて読んだのだが、うっかり泣きそうになった。
リンク先とは本文も訳もちょっと違うけど、これはその小冊子にコラムを書いていた人の訳かな。
ネットで広まって犬好きの人で知らない人はいないほど有名な文章なんだそうだが、知りませんでした。書籍になってるらしいし、映画化もされるんだそうだ。確かに名文だけど、映画化って…。

以下は小冊子のコラムを書き写しました。

1. My life is likely to last ten to fifteen years.
わたしの一生は10~15年くらいしかありません。

2. Give me time to understand what you want of me.
わたしが「あなたがわたしに望んでいること」を理解できるようになるまで時間が必要です。

3. Place your trust in me - it's crucial to my Well-being.
わたしを信頼してください ー それだけでわたしは幸せです。

4. I have only you. Talk to me sometimes.
わたしにはあなただけしかいません。時にはわたしに話しかけてください。

5. Remember before you hit me that I have teeth that could
easily crush the bones of your hand but that I choose not to bite you.

わたしを叩く前に思い出してください。わたしにはあなたの手の骨を簡単に噛み砕くことができる歯があるけれど、私はあなたを噛まないようにしているということを。

6. Take care of me when I got old ; you, too, will groe old.
わたしが年をとってもどうか世話をしてください。あなたも同じように年をとるのです。

7. GO with me on difficult journeys.
最期の旅立ちのときには、そばにいてわたしを見送ってください。

8. Never say, "I can't bear to watch it." or "Let it happen in my absence".
「見ているのがつらいから」とか「私のいないところで逝かせてあげて」なんて言わないで欲しいのです。

9. Everything is easier for me if you are there.
あなたがそばにいてくれるだけで、わたしはどんなことでも安らかに受け入れられます。

10. Remember, I love you.
そしてどうか忘れないでください。わたしがあなたを愛していることを。

 
NAKAMURA NOBUYA @ the park


日曜、雨上がりの午後、ヨタロウが巣立った。
新しい暮らしにどきどきわくわくしているんだろう。尻尾をぴゅんぴゅん振りながら、新しいお母さんに抱かれて、にこにこしながら出かけて行った。
見送って戻ったら、他の犬たちはみんな妙に静かで、今もずっとぐでっと眠り続けている。
兄弟がまた一匹いなくなったことや、たまに遊びにきたときにこいつとは兄弟だってことなんかを、感覚的にわかっているんだろうと思う。

もしかしたら、とても哲学的なことを考えているのかもしれないし、案外と外国語なんかもちゃんと理解できる能力があるのかもしれないし、人間には想像もつかないような真っ白な頭の中だったりするのかもしれない。

ちゃんとご飯を食べて、しっかり糞尿を出して、走りたくなれば走り、齧りたくなれば齧り、眠りたくなれば眠る、それだけの生き方を、一日なんて感覚なく、今日とか明日とかの区別なく、意思だの志だのもなく、ただ与えられた命いっぱいにやってくだけで。
きっとみんな幸せなんだなあ。


犬のように愛したいよねえ。犬のように愛されたいもんねえ。
ごちゃごちゃ言わんとこ。
  1. 2007/06/25(月) 01:54:47|
  2. 雑感
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  4. | comment:0
<<手帳を失くした。

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