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仕事部屋

モグラ前、モグラ後。

昨夜は、塩野谷さんや宮島さん、チー坊の出ている「犬婿入り」を観にシアターXへ、龍さんやらカッシーはモグラぶり、有園の顔が久々に見られて楽しくマッコリで焼き肉。

ふと思ったのだけど、モグラ以前は塩野谷さんと芝居のことを話していても一般的なあれこれについてお互いの意見を言う感じだったのが、モグラ以降は芝居に関する個人的なあれこれをお互いに話せるようになった気がする。ようやく信頼を得たってことかしらね。

しかし、彼らの顔を見ると、もしくは芝居の話をすると、どこかほっとして、とても気持ちが楽になって、深呼吸できる感覚…というのは変わらない。
映画の人たちとたまに会って話すときにも似たような感覚になるけれど、そっちはもっと扇情的な刺激で、モグラ系の感覚は本当に自分がほどけていく感じ。
残念ながら、つくづく自分がそこに生きていたのだと思わさせられる。

チー坊こと重田千穂子さんとワークショップの話になったとき、「今普通にお芝居ができる環境にいる人こそ、そういうところにどんどん参加すべきなのよね」と話してくれ、うんうんと頷いた。
こと芝居の連中ってのは、トシと経験を重ねるごとに、どんどん柔軟に、貪欲に、アクティブに、謙虚になっていく気がする。
そういう世界に育ったから、そこを少し離れたときに、周囲の大人たちがまったくその逆だってことに気づいて、びっくりしたんだけれど。
若くて経験値の少ない人ほど、頑なで臆病で逃げ腰で、むやみに自意識が強いのは、突つかれると壊れてしまう程度の自分しか持っていないからだろうけれど、年齢とともにその殻が剥がれてきた、というそれだけではない、もっと真摯なものに思える。
塩野谷さん曰く「死ぬまでやれるわけじゃないからね。体が動くうち、呼んでくれる人がいるうちに、なんでもやってみたいと思うようになったね」。
ほんとにまったくその通りなのに、どうして世の中の至極真っ当な人たちは、そういうことに問題意識がないのかね。気づいたときには何もできなくなっているかもしれないのに。

てことで、ワークショップでは経験や志望を問わず、真摯な問題意識のある方の参加をお待ちしています。まだ定員に達していませんので、少人数グループでの参加も可能です。
来月になったらもう少し宣伝強化するので、迷っている方はお早めに!


さて今日は曇り空ながらも暖かかったので、泊まりにきていた娘をバイトに送り出してからみどりちゃん公園で独占ドッグラン仕様、桜はすっかり葉桜だったが、雑草がぼうぼう伸びていて緑地公園たる楽しみがある。

Image0221.jpg



そういえば、昔、駒沢に住んでいた頃にも駒沢公園より駒沢緑地公園の方が好きで、よくぶらぶらしに行っていた。
なんでか知らないけど公園の真ん中にカモノハシの像があるのでカモノハシ公園と呼んでいて、小さな植物園なんかもあって、桜の樹もたくさんあって、素敵なところだったのだけど、どうして駒沢にカモノハシなのか。
  1. 2008/04/20(日) 14:33:12|
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