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仕事部屋

一晩かかった「誘拐捜査」に比べ、「東京島」はするするっと四時間ほどで読了、「OUT」もそうだったのだけど、桐野作品はどれももの凄く惹かれる設定なのに読むと意外と言葉が染みてこない感じがする、設定は興味をソソルし人物は活きてるし展開は見事だしでさすがだなあと思うのだけど、どうしてだろう、なんでだろう、読み手のあたしには何かが足りないのだ。

橋本治からと思っていたのだが、最初の二行を読んでこれは引きずられると思ったので、長篇に取り組む直前に先延ばしすることにしたのです。引きずられながら自分の書きたいから。

昨日のワークショップ打ち合わせ、有能助手に促されてあれこれの取り決めもでき、久々に吉岡とも雑談、このところ取り憑かれている「我々は時代遅れである、今の時代を活きる人はそんな固執などないじゃないか云々」の意見に小形がぼそっと「で、前川さんは、そうありたいと思っているんですか」とぐっさり、確かに、固執のない方法が時代を切り拓いていようとも、そうやりたいとは思っていませんでした、ならばただの愚痴か。

今日は打ち合わせしながらのランチ、やっぱり食べた気がしないもんだ、食べるときは無心になりたいと思うのだが、世の中の人たちは楽しく会話を交えて美味しそうに食べてたりする、因みにあたしはお酒のときも食べながら飲むのが苦手、もっと言えば一度に三人以上の人と話すのも苦手、一日に一件以上の用事をこなすのも苦手、料理はちゃんと一度に三品くらい作れるのに、何故。

今月は〆切ないし暇だからあれこれやろうと思っていたのに、いつもながらバタバタと動き始めて慎重に取り組むべき直しが週末までに三本、その他早急に対応すべき職務的雑用がわんさか、読みたい本はまだ半分も読んでおらず、ノルマになっているDVDにも手がつけられず、とうとう今日は犬の散歩にも行けず、で、今夜は何をするのかと言うと、いっそ飲みに行ってしまおうかと連絡待ちでそわそわ。

懐かしいT氏から新刊送って下さるとの連絡、ありがとう、タフに生き抜いている優しい人よ、流れ弾に当たらないよういつでも祈っています。


  1. 2008/07/03(木) 23:21:20|
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