「もうひとつの夏休み。」刊行に合わせて、既刊の「夏休み。」のカバーがリニューアルしたのだそうです。
岩清水さやか嬢の爽やかで元気な印象の画とはまた違って、松岡史恵さんの画には大人のノスタルジーを感じます。

二つ並べると一枚の画になるというのでカバーだけ送ってもらい、試してみました。
とても満足しました。
両方に名前を入れてもらっているのは、とても贅沢な気分です。
- 2008/07/16(水) 21:27:51|
- 雑感
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志が先に立って作品を作らせているという意味で、ぼくは同人作品などがすごく好きなんです。
お金とか付き合いとか以前に、何より自分がそういう作品を見てみたくてそれを作るという衝動は、馬鹿げてて濃くていじらしくて、合理性を飛び越えた胸のすくものだと思います。そういうことをしている人達に混じって前川先生がした試みのことが知れて、よかったな。
隣人の志を感じとるのに、自分のケイタイでそれをひとつひとつたぐり寄せて来るというのは、静かなひた向きさがあって、なかなか切実な行いなのではないかと思います。読書ほど格式が認められてもいず、携帯ゲーム機で読める名作のような確かな評価もないお話を自分専用のモニターで求めるというのは、とても個人的な心の要求ですよね。
ケイタイは横になって部屋を暗くしてても文字が読めるし(打てるし)、夢も基本的には、暗闇の中で横になって見るものですね。すごく個人的で、すごく自分に近いところで情報を感じとれる。百万部の本になった携帯小説の価値のひとつに、そういう近さの親しさみたいなものがあったりすると嬉しいなと考えます。
- 2008/07/17(木) 07:20:17 |
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- レフ #-
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確かに同人の変形ですね、携帯小説サイト。気がつかなかったなあ。
レフさんの感覚、「百万人が共有したい物語としてのそれではなく、百万人がこっそり求めている密接なつながりとしてのそれ」という新しい視点になりました。
いつも発見をありがとう。
- 2008/07/17(木) 10:43:43 |
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