さざ波がきてます。
特にmixiで。
プロジェクトのメンバーが、韓国の検索エンジンから
こんなブログを見つけたと知らせてくれた。
あたしはハングルが読めないので、どんな方のどんなブログなのか皆目検討がつかないのだが、どうやら小説を書かれている方のようだと。
で、その記事に書かれていることを翻訳してもらった。
初めて彼女の文章を読んだ時は自慰がしたかった。
再び彼女の本を読んだ時には彼女と酒を飲みたくなった。
前川麻子
ポルノ俳優として出て横浜ポルノ映画祭で
グランプリを受賞した彼女は
私にいつも官能的な文章を書く姿勢を呼び起こしてくれる。
私はまだポルノが書けない。
脳ではない指先でオルガズムを感じるまでには
書けないだろう。
女達が私の本を持って自慰に落ちるぐらいの
素敵なポルノを書きたい。
もしかしたらただ
彼女とセックスをしたいだけかも知れない。
前川麻子
わっはっは。モテてます。
「母娘監禁・牝」のときの、今岡さんみたいだよ。
このブログを書いた人は小説のページも持っていて、そこにアップされている作品は「
チサトアイデンティティ」という作品。
韓国にはチサトという名前はないそうなので日本女性の名前らしいが、この中にもブログ記事と同じようなことが書かれているらしい。
もちろん、翻訳してもらった。
チサトと一緒に作業室へ行った。
作業室で音楽をかけといて僕の膝に彼女をのせて日本から出たSM小説を読んであげた
大部分が日本の有名な作家が書いた所謂官能小説なのだが、僕はその中でも女性が書いた小説を読んであげた。女性の観点からみるのと男性の観点から見るのは互いに違うためだ。
小説と言うものは元々が原書で読むのと翻訳本を読むのとは違う味がする。日本の官能小説もインターネット上で翻訳されて載せられた文を読むよりは原書をそのままで読んだ方がより実感が湧く。日本語は日本語の味があるし、その言葉の意味を噛みしめる味がなかなかのものだからだ。
「素敵ですね」チサトは僕の膝から上体を起こしながら斜めに座ったままで僕を見つめた。
「そんな風に仮想の話をもっともらしく作り出すのだよ」僕は彼女の輝く瞳を見つめた。
彼女の瞳は熱い水気を含んでいた。
「まるで宇宙に一つの世界を作っておいたみたいに、その中にいろんな人と物を集めて生かして、動かしている様な感じですね」
「ただ、連載料をもらおうとしているだけさ。そして、それが集まってこんな風に本になったんだよ」
「お金稼ぎとしてはとてもかっこいいですよね。こんな小説を書く女性はどんな女性なのでしょうか。」
「前川麻子」僕は作家の名前を言ってあげた。
「あさこ、いつかご主人様が知っている女性の名前があさこって言いませんでしたか」
「あさこと言う名前は日本にはすごく多いんだよ。この女性は全く知らない。小説家でもあり、また女優でもあるんだ。ポルノ女優。」
「あっ」チサトは感嘆する様に叫んだ。「と言うことは自分が書いた小説で映画を作り、そこでまた主演をしたりするのでしょうか。」
「いや」僕は上体を曲げて雑誌台にさしてあった雑誌一つを出して見せた。
現代小説。雑誌の表紙人物として前川麻子の写真が載っていた。
「挑戦的ですね」
「この女性はいつか横浜ポルノ映画祭で主演賞をもらったことがあるんだよ。僕はその映画を見てないけど。だけど、こんな女が出て演技をしたとしたらそのポルノ映画は本当にうまく作られただろうと思うんだ」
「ポルノ映画に出るためにはセックスがうまくないとだめですよね」
「さあ、演技力がよくないとだめなのでは?」
チサトは笑いながら僕を眺めては着ていたシャツのボタンを外し始めた。
※翻訳文は二点とも徐 丞範氏によるもの。改行挿入は私。どわっはっはっは。ダシにされてます。しかもメイド小説です。
よほどエロいインパクトがあったんでしょうか。
因みに、ブログに掲載されている写真は、いわずもがなアラーキー撮影のそれ。
だから、エロいのはあたしじゃなくてアラーキーの眼だと思うのだが。
けど、なんか嬉しい。
どこかの国の見知らぬ人が、こんな形であたしを知ってくれているんだなあ。
そして、まったく関係のない人を間に挟んで、あたしも、こんな形でこの人を知った。
インターネット万歳!
- 2008/07/17(木) 23:33:11|
- 雑感
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