テルコが「火事だいじょうぶですかっ」と電話してきてくれたのだが 笑
すいません、比喩がよくなかったですね。
鎮火、と書いたのは火事じゃありません、憤怒の炎です。陳謝。
翻訳プロジェクトのミーティング二回目は、韓国から日本に出張中の徐さんに合わせてO教授と三人、リアル韓国文化の話に興味津々。
帰宅してから数時間かけて、ミーティングの内容をまとめたメール、プロジェクトに参加して欲しい人への誘致メール、今回のミーティングには出張中で参加できなかったSさんへの報告メールなど作成、送信。
そもそもあたしは、「自分で何かことを起こすと必ずやしくじる」手相を持っている。
これは、小説の新人賞をもらう前に、しかも受賞発表の前日に、池袋の手相見に言われた。
「あなたは『タンポポ線』があるわねえ」…『タンポポ線』ってあるのか知らんが、そう聞こえたんです。
「なんすか、それ」と訊いたら、「自分で何かことを起こすと必ずやしくじるけど、あなたの周りには全力であなたを助けてくれる人が次々に集まってくるから、そういう人に全部を任せれば、すべてがうまくいく」と言われた。
で、新人賞は、あたしの意思で応募したんじゃなくて、原稿を読んだ編集者の強い薦めで応募したんで、ばっちりだったと。
だから、信じる。タンポポ線。どの線かわからんが。
なので、プロジェクトも、徐さんのような「翻訳をしたい!」情熱溢るる元文学青年の登場によって、俄然うまく動き出すに違いない。
と、このような能天気さで、今日も主な話題はソン・ガンホをどの作品でどの役にしようかと獲らぬ狸の皮算用で盛り上がって、ミーティング終了。
あ、チョナン・カンの話も出たな。
チョナン・カンとソン・ガンホとペ・ドゥナで「鞄屋の娘」はどうだ。
こうなるともう、狸というより鯨、マイデートウィズチャーリーズエンジェルくらいの話のデカさだが。
悪友が集まって、「こんなん面白いんじゃん」とかの飲みの話が悪ノリになって、真夜中に興奮状態であちこち電話したり、よくしたっけなあ。
O教授との出逢いになった8ミリ映画もそうやって撮ったし、そこから立ち上がった品行方正児童会もそんなノリで旗揚げしたんだった。
もちろん、タンポポ線のおかげで、どっちもどうにもならなかったが、そうやって始まることには、必ずや面白い出逢いがあるし、その出逢いが十年後、二十年後に何かにつながったり、誰かと誰かを結びつけたりするんだから、それはそれでいいんだろう。
「お、なんか面白そうなこと、やってんじゃん?」って思ってくれる人が集まれば、それだけで「面白そうなこと」は間違いなくそこに出来上がるんだしさ。
ぬるい?
いいや、ちっとも。
ヴェンダースでソン・ガンホも、夢じゃないのだよ。わはは。
- 2008/07/25(金) 02:03:42|
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