シドニー・ポラックが撮った建築家F・ゲーリーのドキュメントに目一杯の愛情を見る、「ジョン・レノンを撃った男」と「チャプター27」の二本立て、二本に重複する部分がチャップマンの語った真実もしくは証言された事実なんだろう、内面描写より客観的な視点の方が抉られるもんなんだよな、わかっちゃいるけどついつい内面に行きたくなる気持ちはよくよくわかる、そして
「グミ・チョコレート・パイン」。
原作未読ケラ映画初見でしたゴメン、言いづらいがぎこちない映画だと思う、ケラさん映画好き過ぎるんだろう、手慣れた演出のあれじゃなくてもっと違うことやりたかったんじゃないかと思った。それでも、それでも!アホな高校生たちは皆素晴らしかった!年齢のズレのまんまにあたしがリアル中学生の頃の、(我々の時代では東京の、その少し後の時代では地方都市の、)自意識パンパンのだっさいガキどもがまんまで、それは本当に奇跡的なことだ。中指一本で泣かせるのは原作にあるんだろう、ケラのセンチとはちょっと違う感じがする、なんて案外ケラ脚本のオリジナルかもしれないけど、いやあれは違うよな。大人のドタバタが鼻につくのは仕方ないやね、少年ヤングのリアリティーがあんなに爆発的だとは予測しなかったのかもしれない、まさに奇跡的、ヒロインもクラスメイトもみんな懐かしくて可愛かった、電グル天才、「少年ヤング」ってタイトルだけで全部出来上がってる。四十代男子必見の青春映画って今まであっただろうか、振り返る青春との距離が遠過ぎず近過ぎず、中途半端な感じがすごくいいと思う。次は何やるんでしたっけ、是非にも王道でケラの青春おセンチが観たい、ってことは1980を観なきゃね、けどやっぱ男の子が観たいんだよ。
ワークショップ控えての大量インプット、土日であと12本イケるだろうか。
- 2008/08/16(土) 03:19:52|
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