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仕事部屋

年に一回の肉体労働で新横浜に二泊、今年も面白かったがホテルの空調で風邪ひいた。
帰りに実家へ寄って犬息子をさらう、犬息子、家族とばらばらの単身赴任で淋しげだったが、んまいもんたくさん与えたら満足した様子、みどりの写真とお骨を見せたら「ふううぅぅぅん」と果敢なげな声で偲び泣き。

親方んちでみどりの最期の様子を話しているときにも、犬嫁と犬息子は悲しげな顔でじっと聞き入っていた。
犬嫁に「大事な子供を死なせちゃってごめんね」と言ったら、やっぱり涙が出た。

今朝はまず犬息子と入浴、みどりちゃん公園に散歩、犬息子ももう五才、いつの間にやらオッサンなのであんまり走らないし、はしゃがない。
獣医で爪切りと健康診断の予約、ついでに歯のクリーニングも。
夕方から代々木公園のベトナムフェス、帰りは渋谷から徒歩、若い頃は細くて優男だった犬息子も今や体重がみどりの倍あって「肥満じゃないけど標準の上限」だそう、頭のてっぺんも薄いし、首の肉はだぶついてるし、普通にオッサンな犬息子との新生活、ぴちぴち若さが弾けていたみどりちゃんとの暮らしと同じようにはいかんのだろうなあ。

ホタ蛙
苦しくて横たわれなかったみどりがもたれかかるのに使っていた蛙先輩に慰められている帆太郎パパ。

一人暮らしを始めるとき、最初は犬息子を連れてくるつもりだった。
みどりがてんかん持ちと判って犬留守番の多い実家に残せず同居を決めたのだが、犬息子は実家で犬嫁と犬長女と共にワイルドに育てられ、それなりにのびのび幸せに暮らしていた。
が、犬長女もたくましく育って今やオヤジを支配下に置くほどの若きリーダー、ボンボンで群れに慣れていない犬息子にはストレスもあったのか、あちこち禿げたりして、ちょっと不憫ではあったのだ。
それでも、犬家族をばらばらにしてしまう身勝手は承知、しばらく様子を見て、犬息子が単身赴任を淋しがるようなら、また実家に帰してやらなくちゃと思う。

みどりが食べられなかったデビフをえらい勢いで平らげる犬息子を見て「みどりにもっと食べさせたかった」「あれくらい太らせたかった」とまた涙。
みどりは、大好きなパパが来てくれて嬉しかろう、あたしも一緒に泣いてくれる温もりがあって嬉しい。
  1. 2008/09/20(土) 21:42:40|
  2. 雑感
  3. | trackback:0
  4. | comment:2
<<タイトルなし

comment

みどりちゃんの最期の日々の記録を読んでいると、徐々に、徐々に、境界を越えていったんだなあという感じがします。
そうあるべきように去るっていうのは、人間の場合誰でもが得意なことではないけど、人間以外の生き物は、そういうことを絶妙に、ほんとうにけなげにやり抜くものだな。
自意識がなくなるような一生懸命な時間の多かった人ほど、そこに近づいて行けるのかなと、動物たちの生き様を見ていて思います。
そんなことを一身の全てをもって教えてくれる、人間を含めた、自分以外の生命というものを、やはり尊く感じるはずだよなと思います。
  1. 2008/09/22(月) 06:10:14 |
  2. URL |
  3. レフ #-
  4. [ edit]

>レフさん

「健気」。まさにその通りだと思います。ただひたすらに生きようとする健気さが、痛ましいのです。
人間は、動物の生命にとって神様のような選択肢を持ってしまう分、その痛みを引き受けなければならないのですね。それもまた健気かな。
  1. 2008/09/23(火) 03:48:17 |
  2. URL |
  3. まえかわ #-
  4. [ edit]

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