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仕事部屋

きみの名前を覚えていれば、いつかきみを糾弾することができる。

ひとりよがりって言葉が、胸に刺さるのは、きれいごとを盾にして両足踏ん張ってるときとか、暴れたくなる気持ちを押し殺してじっと身を竦めているときとか、たった一本の電話を待っているときとか、あれやこれやを一人反芻して無理矢理な筋道を作ろうとしているときとか、それを与えられない答えの代わりにしようとしているときとか。

きんと冷たい風が少しだけ開けた窓から流れ込んでくる。
絶え間なく立ち上る紫煙が押し戻されて、部屋の壁に少しずつ色をつける。
それだけの時間が、あらかじめあったらなあと思う。

つまり、言葉はこうやって紡ぐのだ。
わたしが何を求めているか、あなたに届くだろうか。
  1. 2008/11/20(木) 04:39:21|
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<<私は少し黙っているべきだと思う。

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