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仕事部屋

あたしも貝になりたい。

小池栄子が表紙になった「小説宝石」2月号に、「モグラ町」シリーズの短編が掲載されています。多分、発売中。

日比谷で「私は貝になりたい」、ひどい…悲しくなる…救いようがなく悲惨な、根深い問題を感じさせる日本の現状をまざまざ、…映画業界の。

昨日資料で借りた本、開いてみたら持ってる本だった、同じく資料で借りたDVD、観始めたらすでに観た映画だった。

DVDはごっそりレンタルだしケース捨ててディスクだけファイルするし、本も読み終わるとカバー捨てて裸で積み上げてる、基本的に監督や作家や作品名を記憶できいないたちでもある、映画はポスター、本はカバー、CDはジャケットっていう「顔」の印象で記憶するもんだろうから、こういう保存の仕方はよろしくないですな。

しかしまあ、こう言っちゃなんだが本も映画も中身次第、物語の記憶が朧で再見しても一つ一つのカットやたった一つのセリフが鮮明に残っていれば、そこに価値を感じられる、どうしても捨てられないカバーやジャケットにとんと出逢っていないのもまた事実。

本屋大賞の候補作品が発表された、もっとマニアックな作品を知りたかった、自分の働く本屋にすら置けないような作品を読む書店員がどれほどいるのかわからないけれど、本屋で働く人たちより幅広く厚く深く本を読んでいる人は大勢いる。

世の中にあるものはこんな具合だし、自分にできることはそんな具合だし、なんだかもうやんなっちゃう、全部止めてしまえれば、とか考えたりするのだが、やめて何すればいいのかと先の想像が立ち行かない、ヒアリングの楽しさで調子づいていたせいか人付き合いにも疲れた、誰とも何とも関わらず犬と静かに暮らしたい、いっそすべてから切り捨てられてしまえば楽なのだけど。
  1. 2009/01/21(水) 17:33:07|
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