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仕事部屋

ルワンダの手前に。

遅ればせながらDVDで「ホテル・ルワンダ」を。
胸が痛む。そりゃ悲惨だと思う。こんな悲しいことが世界のどこかで今も起きているのだと思うと、なんだかやりきれない気持ちになる。
だが、あたしは「わたしたちに何かできることはないだろうか」とは考えない。「なんとかする力のある人が考えればよい」とも、「何かしたくたって結局は何もできない」とも考えない。

飢えて死んでいく子供、豊かな国で死んでいく子供。
暴動や虐殺で血を流す子供、心の中で血を流し続ける子供。
飢えて死んでいく子供がいない国には、親に殺される子供がいる。
世界のどこも、傷の深さはルワンダと変わらないと思っている。

正直、よその国の子供たちのことまで、考えが及ばない。手を差し伸べる余裕がない。
自分のことでいっぱいいっぱいだ。
だけど、だから何もしない、というのは間違っているんじゃないかと思う。
世界のどこの人も、みんな自分のことでいっぱいいっぱいだろうし、だからって何もできないなんてことはありえない。自分のことでいっぱいいっぱいだからって、他人を助けられないなんてことはありえない。

何かができる、何ができる?と、考える運動は嫌いだ。
みんな自分にできることをすればいい。それだけだと思う。

あたしは、よその国の子供のことより、隣のうちの子供の方が心配なのだ。
隣のうちの子供より、自分のうちの子供が。
ひとを殺さない子供、ひとに殺されない子供。
みんな自分がすべきことを、ちゃんとすればいい。
  1. 2006/12/07(木) 02:39:18|
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<<がんばってる。

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