ブルーハーツの〆切は月曜なのだが、出来上がらず、原稿書かなきゃなあとぐずぐずしていた深夜になって、珍しい人から電話が入った。
私がO田U二君とN田E利ちゃんの深夜ドラマに出ていた頃、プロデューサーだったS氏だ。
たまに飲み屋で顔を合わせて話をするくらいの付き合いしかなかったのに、不意な電話をくれたのは、以前S氏が紹介してくれた某氏が私の小説を褒めてくれているから、ちょっと出てこいよ、というお誘いだったので、ぴゃぴゃっと身支度してぴゅっとタクシーに乗って麻布十番まで。
その昔、私はS氏に大変な無礼をしでかしている。だからってことじゃないんだけど、未だに頭が上がらない。が、敬語はあんまり使わない。
そういう感じで心を許せる古い知り合いなので、小一時間だったけれど、楽しかった。
二度目にお会いする某氏は、初めてお会いしたときに渡した本をちゃんと読んでくれていたし、他の作品も読んでたいそう気に入ってくれたようだったし、とても気配り上手のチャーミングな若い女性にも知り合えて、いい気持ちになるのにちょうどいい時間だった。
すっかり酔っているS氏は、「麻子はがんばってるなあ。えらいなあ。お前はほんとにがんばってるよ」と、何度も何度も褒めてくれて、なんだか涙が出そうだった。
ほんとに嬉しかったなあ。
てか、私の書いた小説も、一冊くらい読んでください、Sさん。
いや、Sさんでも読まずにはいられないくらいの話題作を書けるよう、頑張ります。
私が「がんばります」と素直に言えるのは、「がんばってるな」と褒めてくれる人の前だけだ。
などと考えながら、頑張って原稿を五枚くらい書いたのだが、今日はもう寝る。
- 2006/12/12(火) 03:33:28|
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