午前中にちょろっと散歩してご機嫌取り、午後から留守番させて、ハナ、健三、河崎夫妻とグループ活動、シアタートラムで沖田乱の芝居。
乱ちゃんはチャーミングだったけど流山児事務所で観たのと同じ役柄で面白みなし、たまにお逢いする機会はあったけれど舞台の上の筒井真理子を観たのは二十年ぶり、でもああいう役は柄じゃない気がする、もっと無邪気で底抜けの筒井さんが好きだ。
その後、渋谷に移動してコクーンで「
三文オペラ」、こちらは十年に一度出逢えるかどうかってくらい奇跡の舞台だった。
聖飢魔?vs ばちかぶり、または劇団健康 vs 劇団ひまわりとも言うが、いい場面だったなあ、女優も皆パワフルで素晴らしかった、全体的に隙なくびしっとはまるキャスティング。
ラストの新解釈で日本人を嗤う皮肉あってブレヒトになってるって造りがスマートで好み、しかも主義主張でなくちゃんとエンタテインメント&サービスになってるのは俳優の力だと思った。
バンドの生演奏も美術も道具も照明も衣装もびしっと筋の通った世界観で心地いい、それが演出の力ってもんなんだなあ、あれだけでかいコヤで一銭も無駄なお金を使っていない、一瞬の動きのための転換など本当に泪が出そうになるほど細やかに目配りされていて、芝居の製作費ってこういうとこに使わなきゃダメよねと胸が痛くなるほど感動。
縦横無尽の動線で役者は少しも気を抜ける瞬間がなかったろう、やっぱり宮本亜門って天才なんですね。
それと、失礼ながら、東急ってちゃんと本気なんだなあと。
因みに、あたしは二十年前に三上博史と顔が似ているとよく言われていたのだが、つい昨日にまた髪を切ったら、今もやっぱり似てました。
呑まずに解散しての帰宅後は涙目で出迎えてくれた帆太郎さんのご機嫌取りで、手が鮫肉臭い。

- 2009/04/16(木) 00:23:48|
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