先週末の鬱っぽさは薬で誤摩化したけど、そのツケなのか、人がいなくなるってのはやっぱり打撃が大きい、案外平気じゃんと思っていたらミシミシのしかかってくる、総合的な種は根深いんだろう、旅行から帰ってこのかたやたらと人と会って視線を反らしていたのもある、静かな休日に連絡待ちしてみてもあっさり無視されると余計に惨めな気持ちになるし、日々の暮らしに集中しようにもどこかに逃げ出したくなるようなざわざわが沸き立って落ち着かない、人を好きになるのは自然なことだけど恋をしたくなるのは逃避に違いない、片恋なんて役立たずだ、頼みの綱と信じて表向きを摺り合わせていても本質が触れ合わない人はこういう時にやっぱりしんどい、お互いどこかに不快の薄膜が張り付いているままだから見えなくなるんだろうに、結局同じこと繰り返す不毛に疲弊するばかり、心のままの曇天、どこにも逃げないし誰にも助けを求めず耐えるのは片恋の意固地と鬱の慣習、そのくせ胸の底ではアレモイラナイ、コレモイラナイ、ミンナキエテシマエと呪う、私を私のまま愛せるのは私自身しかいないのだと知ることは孤独とは違うのに、他人に向ける想いはいつも報われず痛みになって返されるばかりで、疲れる、ただただ疲れる、もう頑張りたくないし我慢もしたくない、他人の都合や感情や世の中の事情なんかわかりたくない、わかった上での無礼が批難されるのだから吐き出すこともできない、まだまだ自分の優しさが足りないのだと思っていたけれど、優しく生きて血まみれになるより、あなたのようにもっと鈍くなればいいのか、あなたのようにもっと卑怯になればいいのか、信じるに足るのは目の前で微笑んでくれる人、黙って抱きしめてくれる人、約束を果たしてくれる人、だから私もそうありたい、そうしたいと願うのに、私のそれは想う人に届かない、皆いつかいなくなる、順番待ちの行列にじりじりして、足踏みして待つしかない、微笑まず抱きしめず約束を果たさず、誰も想わずに生きることができたらと焦がれる。
- 2009/05/04(月) 17:52:20|
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