ワークショップ終了、最後にはすとんと気持ちよく掴めたものあったんじゃないでしょうか、皆さんかなり楽しそうにやっていたように思います。
「素ってどういうこと?」を掴むのに2日かかってるんじゃ効率良くないかもしれないと反省もあるけれど、それは以降のワークショップに活かしていきたいです。
お芝居経験のない、これからもお芝居をやろうという予定などない人たちも、お芝居のスタイルの中で「素を見失いがちな自分」に気づかされたりするんじゃないのかしら、イベント感覚で「あー楽しかった!」と思ってもらえればいいし、お芝居やってく人たちには自分の中の新しい課題を発見してもらえたら良しと思いました。
見学に来ていた人にも楽しんでもらえたのが嬉しかったです。
六十代、五十代、四十代の参加者が奮闘して、楽しんでました。
三十代の参加者の真摯な姿勢がムードメーカーになってました。
二十代の参加者の素直さに皆が引っ張られてました。
それぞれとのいい出会いになって、ゆるゆる関わり続けられたら何よりです。
しかしまあ、役者に必要なこと、演出家に必要なこと、それぞれの基本で絶対に必要な(と私が信じている)感覚ってのは、多くの人にとって「言われたことも、教わったこともない」ものだったりするんだなあと、毎回ワークショップのたびに思わされます。
それでも、一人一人が自分なりに感じている「なんかうまくいかない」感は、結局そこのところをすっ飛ばしたお芝居に関わり続けてきたからで、なーんだ入り口が違ってたんじゃん、みたいな飲み込みをしてしまえば解消するだろうし、その新しい入り口の先にはもの凄く雄大かつ新鮮な景色が広がっていて、いつかそこを自由に駆け抜ける楽しさに辿り着けたらきっと幸福だろうなと。
その景色を、ちょっとでも覗かせてあげたいなあと、より強く思います。
いつかワークショップのシステムを発展させて、俳優の学校をやりたいなあ。
誰か出資してくれませんか。
- 2009/06/15(月) 11:00:27|
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