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仕事部屋

月曜夜、六本木の素敵なイタリアンでヒキタクニオ「東京ボイス」文庫化打ち上げ、ヒキタ担当O嬢は週刊誌出身とのことでオッサン性が高く話が弾んだ、ヒキタ氏は「女流作家は面白い」とずっと言っていたが、それはつまり女流作家は皆オッサンであるとの主張、女優も同じくで男優なんぞも女の腐ったような奴ばかりであるという話題、巨大なホワイトアスパラやヤギ肉、イタリアの青カビチーズなどで満腹、〆は甘いものやめてグラッパ。

近くだったので避けようがなくそのままコレド、新設されたテーブル席を陣取って、「ヒキタさんにネタあげるから印税10%で書いてくれ」と話したのだが、「自分で書きなさいよ」と突き返された、「稽古場の隅でちまちま書くのがいいよ」と煽られたが、演出する稽古場ってのは自分が食事する時間もないくらいでとてもじゃないが小説なんか書けませんぜ、それより男版マエカワ、女版ヒキタで「冷静と情熱の間」ならぬ「狂乱と常識の間」をやりましょう。

ヒキタさんに逢うたびいつも、その旺盛な好奇心と人好きな包容力、編集者を大切にする真摯な姿勢に勉強させられる、アーティストで舞台美術の経験もある人だからか、視点がどーんと引いたところにあって物事の全体を一瞬にして捉える、けど、一度お邪魔した部屋に飾ってあった作品は細かいパーツが丁寧に描き込まれていた、ざっくりしているようで愛情深く繊細、派手なルックスなのに暮らしぶりは地味、ハードゲイに見えて純情、少女のようなオッサン。
  1. 2009/06/23(火) 14:10:23|
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