「もう新幹線です」とFさんからメールあって合流決め、犬連れで本日で最後となるgreenのショップへ、ご子息抱っこしたデザイナーさんも店頭でお客さんと楽しそうに談笑する和やかな雰囲気、雨が降ってきたので一旦引き揚げようとしたらデザイナーさんが傘をくれると言うので記念に戴いた、ヌフで休憩してFさんと解散、帰宅して雨靴に履き替えて一人で再度green、ちょこっとお喋りして次の再会を楽しみにおいとま、お互いに「今までありがとう」と言いながら見送られてちょっと泣きそうになった。
近所の服屋さんとしてぶらっと立ち寄ってから10年間ここの服しか買わなかった、むしろここの服だけはシーズンごとに買い漁った、いつも店員さんに「マエカワさん、きっとそれ持ってらっしゃいますよ」と言われるのに気がつくと同じものが二つあったりする、最初の一回を除くすべてのショーを観た、寿退職やスキルアップ退職してった店員さんたちとのお別れも何度かあったけど、最後のショーのエンディングで皆が泣いてた姿が一番印象に残ってるし私も泣きながら拍手してた、情熱大陸の撮影にも参加したけど残念ながらオンエアの時には切れていたっけ、Fさんと出逢ったのもgreenのN3Bの取り引きを通してだったし、いつも接客してくれてた店員さんが偶然同じマンションのワンフロア下に住んでいたり、何かと縁があったのかもしれない、物欲を超越して一つのブランドをこれほど好きになることはきっともうないだろうな。
ショップで使っていた「試着札」を閉店記念にもらってきた。03は私の顧客番号。
…どんだけマニアかっつう。帰りに有隣堂でカズオ・イシグロと山田詠美と復刊された下山事件モノを購入、そうそう、私にとってgreenで買い物したときの満足感は本を買ったときの満足感と同じだった、読み始める前のわくわく感、読んでる最中の充足感と同じように、初めて袖を通すまでのわくわく感、着ているときの充足感がある。
一枚のセーターを十年着続けるのも好きな本を繰り返し繰り返し読むのに似てるじゃあないか。
- 2009/06/29(月) 00:45:32|
- 雑感
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