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仕事部屋

今日は反省がいっぱい、まずは犬の散歩をサボったこと、それから打ち合わせの約束をうっかり忘れて初対面の編集者を一時間以上も待たせてしまったこと、最後に初めて飲まずに練習して案外とうまくやれた、つまり飲むのはただの逃げ口上だったってこと。

長いこと小娘ぶってきたせいか、年長年少の男性編集者についてもらうことが多かったが、新しく担当してくれる方は頼もしい女性、引き継いでくれた前担当氏が先に抜けた途端、なんだかほうっと肩の力が落ちた感じがあってちょっと泣きそうになった、私はファザコンでもありマザコンでもある真性小娘なのか、そんな話にも適切な距離感で乗ってくれるのはやはり女性で、日常の人付き合いでもワークショップでもいつからか自然女性が多くなってきているなあと気づいた、「俺たちちょっと距離置こうぜ」なんて感じで放置されていた恋人から久々に電話がかかってきた気分、ああやっぱり好きなんだなあ、ちょっと真剣に彼のこと考えなくちゃ、みたいな。

打ち合わせ切り上げさせてもらい急ぎ帰宅、犬餌ワンタッチでバスに飛び乗ったら先客にマキコ、停留所三つくらいで降りてしまったが、途端なんだかうきうきして安易に「会いたい!」メールなど送り、さして期待もせず飲まずでスタジオ入り。

初挑戦課題のポエトリー・リーディングが楽しい、実は詩を人に頼んでしまったのだけど、人の言葉を喋るのはやっぱり楽しい、歌なら誤摩化せても自分の言葉を読み上げるのは生々しくて気持ちが悪いのだ、かつて「鞄屋の娘」の朗読会をやったときは書いてから飲み込むまでの時間があって演出があって共演者がいた、ポエトリー・リーディングをやってみろと言ったのはバンマスであんまり乗れる提案じゃなかったのだけど、やってみたらやはり圧倒的に自由だった、そしてその自由さがそのまんま歌に広げられたら、もしや初めて立ち方以外のものを見せられるかもしれないなどと極私的かつ前向きな夢想が連鎖、

んで結局「会いたい!」は承諾されず、今日はコウゾウが渋谷で歌ってるんだっけと思い出したりもしたが、その気になれないままむっつり帰ってきた次第、まず犬、次に加湿器、それからお茶、で、顔洗って気がついた、今日は顔も洗わずに飛び出していたのだった。

愛人のような友人に永遠に続きそうな長いメールをして、彼女のことをちょっと想い。

「会いたい」は先に言ったら次は言われるまで辛抱するのが駆け引きってやつなんだろう、そんな面倒なく「会いたい」で会えればそれはきっと「親交」なのだ、確かめたいような確かめたくないような、試しに「会いたい」って言ってよ、会えなくてもいいから。
  1. 2009/11/07(土) 01:08:30|
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