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仕事部屋

雨の中渋谷ライズで最終日最終回のポン・ジュノ、この映画で泣くのは女を知らない男か子供を産んでない女のどっちか、なんて書くとものすごく攻撃されそうだけど、吠える犬も追憶も怪物も好きなのに、これだけはどうしてもダメだった、乗れないこっちがゴメンナサイって謝りたいくらい、前半30分は「殺人の追憶」と「グエムル」のいいとこパクってるみたいな面白さあったけど、ううーん、やっぱり女優ってダメだなあ、女に向かない職業なんだろう、ソン・ガンホの女装でやってくれたら百倍面白かっただろうと思う、いやほんと、女が演じたからダメなんじゃないのかあの話、冒頭の踊るお母さんと、屋根の死体と三人の刑事の構図は嫌いじゃない、ひどい映画だなあと思うけどそれなりにちゃんと面白い映画にしてしまう才能が運の尽きって奴なのかもしれない、いやもう、女優ってほんとダメだなあと、いっそ角界のように女人禁制にしてもいいんじゃないかと思う、デビューしてからこのかた「女優」にだけは絶対になりたくないと思っていたそれ、おかしなコンプレックスだろうと思っていたけど、そうじゃないんだと思った、ほんとに正しい志だったんだと、結局あたしが好きなのは女優になれない女の役者なんだなあと思うし、ポン・ジュノもそう思っていてくれたらいいのになあと思う、「女優さん」の「いい仕事」はなんだか気持ち悪いもの観せられた感じで、ああごめんなさいもう許してって思いました、なんで男優にやらせなかったんだろう、それだけが不思議、女の役は女優にやらせるってなんだかあんまりにも能がない、特にああいう「女だからって母性があると思うなよ、男の母性の方が懐が深いぜ」みたいなこと、上手な女優にやらせたら判りづらいと思う、役者の仕事を信じていない人なのかもしれない、思えば「シリアルママ」ってスゴい映画だったんだな、女優に「母性=狂気」の定番やらせて笑える出来ってなかなかない、映画の良し悪しで言えばそりゃ勿論お上手だわと思うけど、あれは絶対に女優がやる役じゃない、絶対に、絶対に!

  1. 2009/12/12(土) 00:43:18|
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