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仕事部屋

映画と絵画の境界線上で。

2月の恵比寿映像祭で公開された作品群が再上映の機会を得て渋谷で観られる。

on the border of cinema and painting redux
12/19~12/22@渋谷UPLINK FACTORY


気取っちゃって覚えづらいタイトルにしなけりゃいいのになどと思うが、恵比寿映像祭での「映画と絵画の境界線上で」というテーマのままキュレーター大久保氏(@ガンホ会発起人)の「信じる力」が溢れるセレクト。

映像祭には三度ほどしか足を運べなかったのだけど、その時に観た奴は、ぼやあーっと視るも良し、びりびり刺激されるも良し、好き勝手な物語を読み取るも良しで、前衛っぽいものが苦手な私も静かに興奮、スクリーンに視たもの全部をちょっと変わった風景として鮮明に記憶している。
力の余波で観た後は見える現実の風景がちょっと歪む感じがするから、写真美術館で観るよりアップリンクで観た方が面白いだろうな、渋谷の街がどう歪むか確かめたい。

舞台でダンスを観て「人の肉体」の魅力にがっつり掴まれるのに似た感覚、何が描かれているのかよりも、何かを描こうとする人の底知れぬ欲深さを視る、という点においては正しく絵画との境界線上にあるものなんだろう。
上映期間がとても短い上に予約制らしいので、ミツメル意思ある方に足を運んで戴ければ何より。
  1. 2009/12/14(月) 18:15:35|
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