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仕事部屋

子供の頃のクリスマスは12月になると母がこっそり一人でデパートに出かける回数が増えて知らんぷりしながら見送る毎日の方が当日より楽しかった、小さい窓を毎日一つずつ開けていくカレンダーとか、クリスマスの朝に郵便で届くでっかい板チョコとか、さんざっぱらな愉しみの最後の最後にクリスマスプレゼントがあったけど、一人っ子で欲しいものをそれほど待たずに買ってもらえる環境だったこともあって、クリスマスプレゼントをものすごく喜んだのはうんと小さい頃だけだったのかもしれない、小学校高学年になると自分のお金で自分のプレゼントを買っていた、週末ごと遊びに行ってた代官山で見つける細々した雑貨やお菓子なんかをちゃんとラッピングしてもらって、クリスマス用の大きめの箱に入れていく、イブの夜にしっかり箱ごとラッピングして翌朝起きたら一番に開けるのが何より愉しみだった。

思えば、年頃になってから母親と買い物を楽しんだ記憶がない、子供の頃は母の長い買い物に付き合わされたが、ついて来るデパートの外商部のおじさんとかも甘ったるい声で話しかけられるのが面倒で、父と行く本屋の方が好きだった、今なら母と一緒に出かけてお互いの贈り物を選んだりするのに、そういう記憶がないのは娘らしさに欠けているようでなんだか淋しいことだとこの年齢になって初めて思う。

こんな私でも一応はクリスチャンなのでクリスマスは家族と過ごすのが基本だったけど、そういう家族の行事ってのは大人になってからでないと楽しめないものなんじゃないか、小学校低学年までは実行していただろうそこに楽しかったという印象がなくて残念。

さて今年のクリスマスは昨日からの微熱を堪えて決死のコインランンドリーに始まるも一回分で挫折、スケジュールを確認した上で泣く泣く水回りを避けた小掃除までは遂行するもあっさり力尽きて、結局はいつもの範疇じゃないか、ピザやらフライドチキンやらドーナツやらのジャンクフードで「メリークリスマス!」というメッセージと共に届いた短編のゲラと睨めっこ、タイトル変更と書き足し要請が出て4日戻しの〆切、てことは明日からのイベントこなして大晦日と元旦に集中作業すれば、親方の正月休みに合わせて実家に帰れそう、実際には数えるほどしか行ったことのない家でも気分だけは帰省っぽくてそれなりに愉しみ、娘と嫁が暮らす家だから帆太郎には自宅だし、それぞれ単身赴任中の私と帆太郎にとって年に一度の家族行事。

ワークショップ・小説教室とも、1月の募集を開始しています。
新年に何かやってみたい方、まずは出逢いましょう。

  1. 2009/12/26(土) 01:28:58|
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