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仕事部屋

小雨の中、STAX-FREDでのA1+紅次郎withモグラ、新高円寺なのに東高円寺に降り立ってしまい、しばし呆然。ステージはリラックスしたよい感じ、やっぱ紅さんくらいコーラスできないとね、ドリフも。

今朝になって不意に思い出した、理想のボーイフレンド。
どの辺りが理想だったんだろうと追想。
苗字も知らないままだったワタルはもう結婚して幸せに暮らしているとしか今も知らないし、それが本当なのか嘘なのかも判らないけれど、少なくとも、恋愛に対しては正直で、複雑で、素敵な男の子だった。
あたしは彼のことが本当に大好きだったのに、彼は、あたしが彼のことをちゃんと好きになってないと思っていたし、そう思わせてあげられないまま、あたしが振られた。恋愛のあれこれにあっぷあっぷしてて、縋る体力がなかった頃だった。
もし今また会ったら、あたしはまた同じくらい好きになってしまうんだろう。

こういう未練が割と多い。
もし今また近づいたら、またいつかと同じくらい好きになってしまうんだろうと、いつも思っていて、実際にはなかなか会うことのない男の子。そういう思い出がたくさんあるのは、幸せなことに違いないが、そうやって美化される一方の思い出より、現実で泥まみれになってる方が面白いんだよなあ。

それって、自分の恋愛感情を仔細に分析するより、目の前に差し出された他人の恋愛感情を観察する方が好きってことなんじゃないだろうか。過去の記憶は自分だけのものだけど、現実の関わりはむしろ相手のもののような気がするから。誰かの中に映っている自分という形でしか自己認識ができないという欠点でもあり、そうと気づくたびに、根っこのとこに残ってる「女優さんっぽさ」を思い知らされもする。女優さんっぽさと言えばかっこいいような気もするが、つまるところの病的客観性、主観のあやふやさだ。主観があやふやな人との恋愛じゃあ、不安にもなるだろう。

などと振り返って得るものがあるんだろうか。
現在をロマンティックに演出するのは白けても、過去をファンタジーで彩るのは楽しい。
  1. 2007/02/18(日) 15:49:45|
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