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仕事部屋

スパルタ性教育。

今は小学校一年で性教育を始めるんですね。よいことだと思います。
そんなに小さい子にわざわざ教えなくてもいいじゃないか、自分はそんな教育受けてない、それでも立派な大人になった、なんて言う人が未だ多くて、正直あんぐりと口が開いてしまうのですが、そういうこと言ってる人を立派な大人とは思えないし、実際に自分の子供が性犯罪の被害者になったときにもそうやって言ってられんのかと、腹立たしいやら心配になるやらです。

大好きな○○ちゃんのそばに行くと胸がドキドキしますね。
大好きな○○ちゃんなのに、どうしてだか意地悪したくなったりしませんか?
はい、これがあなたの中にある「性の心」です。
人にはどうして性の心があるのでしょう。
それは、人が動物の一種だからです。
絶滅しないために子供を残す本能として、どんな人にも、性の心が備わっています。
意地悪することが一番ドキドキすることだという人もいれば、意地悪されることが一番ドキドキすることだという人もいます。○○ちゃんのたて笛に触れただけでドキドキしちゃう人もいます。○○ちゃんが食べ残した給食のパンにドキドキしちゃう人もいます。それと同じように、大好きでもなんでもない誰かのたて笛や食パンにドキドキしちゃう人も、世の中にはいます。
性の心は、みんなそれぞれ違うし、一人ひとりの秘密の部分です。
あなたの秘密を誰かに笑われたら悲しいでしょう。
だから、あなたも人の性の心を笑ったりしてはいけません。
性の心は一人ひとりが違うものですから、セックスという性の行動にも、うまくいく相手とうまくいかない相手がいます。
それは、行動が合わないのではなく、性の心が合わないのですから、いくら練習しても、決してうまくいくようにはならないものです。
みんなちがって当たり前ですから、あなたが誰かに合わせる必要はありません。
あなたがいやだと思うことは、あなたがしなくていいことです。
どんなに好きな人、大切な人が相手でも、あなた自身の性の心は、あなたにしかわからないものなので、しっかりと自分の性の心を守ってください。

とまあ、そんなことを、我が家では確か幼稚園の頃に、石井隆と山本直樹の漫画をテキストにして教えたわけですが、これは非常に正しい教え方だったと、今の今まで思っている。
因みに、ゲイのセクシャリティーと、オカマという性については身近だったので、ホモンズを実例に挙げた「心の性」として、その次に教えといた。
ホモンズってセレクトが、ちょっとスパルタだったかもしれない。

大昔、まだあたしが二十代だった頃、とある有名進学男子校から国語の特別講師をやってくれと頼まれたことがあったけれど、それを引き受けていたらある意味違った方向での有益な性教育になったんじゃ。
冗談はともかく、誰かあたしに子供の性教育をやらせてくれないかなあ。
それが無理なら、担当する先生には、死ぬほど気持ちいいセックスを経験した人を択んで欲しい。

いや、本気でそう思うちょります。
  1. 2007/02/20(火) 01:42:51|
  2. 雑感
  3. | trackback:1
  4. | comment:4
<<Don't Trust Over 30.

comment

追記。
基本、性教育の初めは家庭ですべきことだと思います。いきなり他人の口から知らされるんじゃ、受け止め方が微妙に違うのではないかと。両親が性を持つ人間であること、母親の女性という「性」、父親の男性という「性」を直視し認識し理解するのが、自分の性に向き合う第一歩なんじゃないかしら。お母さんを女だと意識したことがないとか言う野郎に限って、思いやりに欠ける下手なセックスをして、自信満々だったりするもんですよ。性差抜きにして他人への想像=思いやりはままならないってことを、子供にはちゃんと教えてあげて欲しいと願います。
  1. 2007/02/20(火) 12:49:06 |
  2. URL |
  3. まえかわ #-
  4. [ edit]

私は大学時代に奔放に性を楽しんでいる(としか私には思えなかったですが、今思えば普通のことだったかも)女友達に、
(あなたは)「性を隠微なもの、汚らわしいものとして隠そうとする戦後日本の教育の見事な成功例を見るようだ」と言われたことがあります。まさしく彼女の目は正しかったとしか言いようがありません。

今も独身だし、結婚も出産も経験していませんが、それを後悔
したことはありません。
でも、子ども時代にきちんとした性教育を受けていたら、何かが変わっていたかもしれないと思うと残念な気もします。
  1. 2007/02/20(火) 22:51:43 |
  2. URL |
  3. 関西のY #QD09qMkA
  4. [ edit]

関西のYさん

自分の内側に隠すべき汚らしいものがあると認識した上で、そのことが自己否定につながらなかったことは何より幸いなことですね。きっとご両親は、一番大切なことをちゃんとYさんに教えて下さっていたのでしょう。

本文の繰り返しになってしまいますが、私は、性は体の仕組みではなく、心の仕組みだと思っています。体の仕組みとして教えてしまうことに、性教育の限界があるのかもしれませんね。
  1. 2007/02/20(火) 23:24:04 |
  2. URL |
  3. まえかわ #-
  4. [ edit]

自分は教えられなくても、自然に覚え
何も問題がなかったと言うのは悪しき経験主義
経験主義でしかありませんよね。
アホかと思う。

ぼくは、娘と息子に対して徹底した
情報公開をしてきましたので、性につい
いてもいたってオープンでした。
隠すほうが恥ずかしかったのです。

説いてきたのは人を愛する心のすばらし
しさと生命の大切さ、そして不幸な妊娠で
娠でした。
避妊をうるさく言うぼくに高校生の
娘は「じゃピル買ってよ」と言い放ち
ました。

その娘が中学生の時に、学級懇談会で
同級生の母親が「性教育を受けた息子が
がショックで『もう結婚しない』と
言っています。性教育はやめてほし
い」と発言。じっくりとその必要性を
教えて差し上げました。
まだこんな人もいるのですね。

ぼくの娘ももうすぐ結婚します。
ぼくの接し方が娘にどう影響したかは
計りかねますが、幸せを願うのみです。
  1. 2007/02/24(土) 22:09:52 |
  2. URL |
  3. 岡本安正 #-
  4. [ edit]

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性教育について

性教育性教育(せいきょういく)とは、小学校、中学校、高等学校などで行われる人の性差と成長に伴う性徴、妊娠と出産、男女の相互理解と男女の共同参画社会、性別とは違う自分らしさを求めることなどについての教育。古くは、純潔教育と呼ばれていたり、女子生徒の月経|生
  1. 2007/03/07(水) 12:12:45 |
  2. 教育問題.com